2014-0831号 インタークーラーのお話
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「ボズレター2014-0831号 BOZZ LETTER Ver.2014-0831
発行日:2014.08.31.
ボズレター2014-0831
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2014年08月31日号
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皆さん、こんにちは!!
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┃目次
┃◎インタークーラーのお話
┃◎編集後記
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やっと少し涼しくなってきましたね。
それどころか、夜には肌寒く感じることも…
まぁ、仕事をする身にも、クルマにも
優しい時期になって来たということで、
よしとしましょう。
クルマにとっては、
気温が低いことは色々ととてもありがたいのです。
もちろん、極寒のロシア…とかいうと話は別ですが。
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◎インタークーラーのお話
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気温が下がると…
ラジエターが効率よく働きます。
オイルクーラーも同様です。
ブレーキもよく冷えますし、
タイヤのタレも少ないですね。
そしてインタークーラーの効率も良くなります。
はい、今回はこのインタークーラーのお話を
少しさせていただきますね。
そもそも、インタークーラーとはなんぞや?
という話から行きましょう。
まぁ、この答えは一行で済んでしまうのですが…
インタークーラーとは、
吸気温度を下げるためのものです。
では、吸気温度を下げるとどんないいことがあるのか
を説明…する前に、一つエピソードを。
本当に、本当に惜しいことですが、
亡くなってしまった大先輩に、
RSヤマモトさんという方がいらっしゃいました。
お店の名前のほうがわかりやすいので、
そう書きますね。
もう、久田にしてみれば雲の上のような方です。
アムクレイドの創立時、初めての会議で、
“うわー山本さんと同じ会議に出ちゃってるよ、俺、いいのかな…”
と思った記憶があります。
もう、20年も前の話ですね。
亡くなってしまう2年ほど前の話でしょうか。
ある日山本さんから、ボズに電話がありました。
“うわぁ! こええ! 俺なんか怒られることした???”
などと一瞬で考えましたが…
「久田さんさぁ、
インプレッサのセッティング今やってるんだけど、
このエンジンの上にあるインタークーラー、
なんでこんなところにあるの?」
「エンジンが平べったいので、
パイピングを通すスペースが確保しにくいとか、
衝突安全を確保するのに、
その位置がガランドウではまずいとか、
色々うわさ話はありますが、
結局コストじゃないですかねえ」
「今、高速乗ってきたんだけどな、
高速域になると、全然吸気温度落ちないんだよ!
いくらコストっていったって、
こんなインタークーラーでいいわけないだろ!
何考えてんだ!!」
「すいません!! 気をつけます!!」
って、結局怒られました;;
でも、なんで俺が…;;
真面目な山本さんの気性を再確認させてもらった電話でした…
初めていじるクルマのパーツの基本的な性能を
しっかり把握してからチューニングに入る。
これはとても大事なことですね。
山本さんのような大ベテランでも、
ここはきっちりとおさえているのです。
久田は、いまだにこのエピソードを
心の引き出しにしまっております。
でもね…皆さん俺に怒るのよ;;
GCのミッションの構造がモナカ合わせで、
これだと強度出るわけねえだろ!
とか…
GTO のミッションがあまりにおろしづらい、
なめてんのかコラ!
とか…
4G63はSRに比べてパワー出過ぎだろ! てめえはずるい!
とか…(これなんか、言いがかりもいいところ…)
コルトのサスに18ミリのボルトなんか使ってんじゃねえ!
とか…
三菱スバルでなにかあると、
みんな俺を怒るのです。
結構俺ってかわいそう?
まぁ、いじられているうちが花と、
良い方に考えるようにします。
それにしてもみんな真面目だよなぁ。
さて!! だいぶ話がそれてしまいました。
インタークーラーの話に戻します。
吸気温度を下げると、
どんないいことがあるか? ですね。
これはまず、デトネーション、ノッキングの低減。
高温になった混合気より、
自然着火しにくくなるのです。
その結果、チューニングをしていないクルマでも、
ノックセンサーの働きが遅くなることによるパワーアップ、
そして、エンジンへのダメージの低減が狙えます。
通常、ECUはノッキングを検知すれば
点火時期を遅らすことによってエンジンへのダメージを
減らす働きをします。
もちろん、点火時期が遅れればパワーダウンになります。
そのノックが起きづらいということは…
パワーが上がるということになるのですね。
また、チューニングを前提として考えると、
ノッキングが起きにくくなるわけですから、
それだけ点火時期を進められます。
もちろん、パワーは上がります。
また、気体を冷やすことによって、
容積が小さくなりますので、
同じブースト圧なら、
より多くの空気分子をエンジンに送り込むことが可能になります。
またまたパワーは上がります。
ということで、インタークーラーの装着、位置変更、大容量化は、
エンジンの寿命とパワー、この2つを同時に向上させてくれる
とてもいいチューニングということになりますね。
しか~~し!!
ひとつ絶対に覚えておかなければならないこともあります。
アフターマーケットのインタークーラーは、
性格的に2つに分けられるということなのです。
ひとつは冷却性能の向上をメインに狙ったもの。
もう一つは圧損の低下をメインに狙ったもの…です。
抵抗を減らしてレスポンスを狙うか、
それとも冷却性能を向上させてパワーを狙うか…
そして、どのメーカーの、
どのインタークーラーがどちらの性格なのか??
はい、ここからは久田の出番です。
あなたの車両、使い方にピッタリの
インタークーラーをお薦めします。
いつも似たようなセリフで申し訳ありませんが…
いつでも遠慮無く久田に聞いてくださいね!!
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◎編集後記
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はい、実を言うと、今回のメルマガ、
1週間遅れです…ごめんなさい。
今回“は”N山は全然悪くないのです。
久田があまりにも忙しくて書けませんでした。
これから、頑張りますので、またよろしくです。
さて、いつものキーワードですが…
なんと、生意気にも、Y村君が、
またまたレースでポール・トゥ・ウィンを
成し遂げやがりました。
仕方ないので、また説教会です。
ということで、キーワードは
“説教会はいつですか?”
にしますw
例によって、リキモリオイル10%オフです。
それではまた次号で!!
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