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2021-0214号 点火系チューニングのお話

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ボズレター2021-0214号 BOZZ LETTER Ver.2021-0214

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2021年02月14日号
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皆さん、こんばんは!

昨夜の地震、大丈夫でしたか?
久田はちょうど寝る前ののんびりタイムだったのですが…
揺れている間、ずっと本棚押さえてました…
本がみっちり入った巨大な書棚が久田の部屋には4つあるのです。
これが倒れてきたと思うと…
まぁ、怪我の心配もそうなのですが、
元通りに整理してたら朝になりそう…
てか、耐震グッズ早く買えよ、久田。
福島、宮城の方々は震度6強の場所もあるとか…
住民の皆様の無事を祈ります。

また、まだ安心するわけにはいきませんが、
コロナの感染者数、じんわり減ってますね。
皆さんの努力が少しずつ形になってきているのだと思います。
ワクチンと合わせて、このまま抑え込んでいけることを切に願います。

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◎点火系チューニングのお話
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さて、前号で予告していた、点火系のチューニングの話ですが…
個人的な好みで言えば、
久田は後付けの点火系デバイスのほとんどを信用しておりません。
アマチュアのときも含めれば、
40年以上クルマいじりをしてきておりますが…
点火系の後付けパーツを付けて、最良の結果は、“ノーマルと変わらない” です。
時々、プラグコードなどを交換して、
ものすごく良くなったようなこともありましたが…
これは良くなったのではなく、ついていたノーマルが傷んでいた…
が結論だったことばかりです。
もちろん、40年前とは技術レベルがかなり変わっておりますので、
現在では良くなるものもあるのかもしれません…
しかし、その前にやるべきことがあると思います。

話を点火系のチューニングから一回変えます。

点火系のメンテナンスでまずやるべきはスパークプラグの交換です。
新品にすることによって、
プラグに限って言えばきちんとした状態にできることはもちろんですが…
同時にエンジンの健康状態をある程度知ることができます。
街乗りしかしていないのに、点火プラグが真っ白であれば、
燃料ポンプ、レギュレーター、燃料パイプ系のトラブルが疑えます。
一本だけ真っ白とかなら、そのシリンダーのインジェクターをまず疑います。
逆に真っ黒ということになると、
リターン系の燃料パイプの潰れなども心配になります。
オイルがべっとり付いているなら、
ピストンリング、バルブステムシール、タービンのオイルシールなどが怪しいですね。

さらに話がずれますが、スバルによくあるのは、
プラグのガスケットが潰れていない…という状態です。
水平対向エンジンはプラグの交換が面倒です。工具も入りづらいです。
プラグのガスケットが潰れていないのは、完全に締め付け不良なのですが、
工具が入りづらくて力が入らなかった、
締め付けの感覚がわかりづらくてきちんと締められなかった、
工程が多いので本締めを忘れてしまった、
そもそもプラグ交換の方法を知らないのにとりあえずやってしまった。
などが考えられます。

プラグが緩みますと、エンジンをかけているときに
“カチャカチャ”という音が出ることが多いです。
この音ですが、バルブクリアランスが広いときに出る打音に似ているのです。
もちろん、良いことではありませんが、
バルブクリアランスが多少広くてもエンジンがすぐに壊れるようなことはありません。
そして…
「ラッシュアジャスターの不良かなぁ、
交換するのお金かかりそうだからもう少し我慢しちゃおう」
とか、のんきに構えていると…
ひどく緩んだプラグが、エンジンの爆発圧力に耐えられなくなり、
ネジ山ごと、どっかーん!と吹き飛ばされることもあるのです。
これはボズに実際に入庫した車両に起きていた事実です。
ネジ山ごと持っていかれますので、
とうぜんシリンダーヘッドを外さないと修理はできません。
ひどく高価な修理になります。
エンジンから不穏なカチャカチャ音が出たら、
まずプラグの締め付けをチェックする。
ボズに持ってくる。お忘れなく…

先日、古いお客様のO越様のGC8の、
イグナイターとプラグコードを交換させていただきました。
特に問題はなかったと思うのですが、年式も年式だし、そろそろやっておくか…
くらいのノリで交換させていただいたのですが…
これが、ああた…驚くほど調子が良くなってしまいました。
10数年前に組んだカム入りエンジンなので、
冷間時のアイドルが多少ラフなのは仕方ないかなぁ…と思っていたエンジンが、
冷えていてもきれいにきれいに回ります。
うーん、常識としてイグナイターやコードが消耗品なのは百も承知なのですが…
明らかな息つきなどが発生しないとなかなか交換の踏ん切りが付きませんね。
売る立場、作業させていただく立場の久田でもそうなのですから…
お金を払う立場のお客様が躊躇してしまうのは当然のことです。

自分に言い聞かせる意味も含めて、もう一度いいます。
イグナイターや、プラグコード、点火プラグは消耗品です。
定期的に交換しましょう。

で…ここで話を戻します。

点火系のチューニングですが、この完璧な状態になった上で行い、
そして、それでも効果があったというのなら良いのです。
使い込んだイグナイターから、
社外のチューニングパーツとしてのイグナイターに交換し、
良くなった良くなったと言ってもあまり信じられません。
これが、久田が点火系チューニングに積極的ではない理由です。

さて…ここまで点火系のチューニングに懐疑的な久田が、
最近気になっているパーツがあります。
HKSさんの発売しているEJ用のイグナイターなのですが、
ひょっとしたらこれいいかも…とずっと思ってきたのです。
こういう場合、まずテストしてみなければいけませんね。
現在、日曜日の午後12時50分。
こんばんは、なんて書き始めてますが、今日は早出して書き始めたのよ…
で…天気が良いということで、
ボズの前でシャツ一枚になって自分の車を洗車している方がいらっしゃいます。
N間さん…はい、皆さんご存知“人柱”のN間さんです。
でまぁ、
「N間さん、HKのイグナイターって知ってる?
 あれまだ使ったこと無いんだけど、試してみない? 値段頑張るから」
と言ってみたところ、
「はい、知ってます、行きましょうか!」
と人柱ならではのご返事。
すげえ…まぁ、ダメこいたら久田が純正新品買って返します…
ともあれ、テスト車両もできました!
近々ご報告させていただきます!

次号は…
“点火系トラブルでエンジンブロー”と、
“オイル入れ過ぎでエンジンブロー”をお送りしますっ!
自分を追い込んでおかないと、また身内ネタに逃げるからなっ!

それではまた次号でっ!

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