気軽に遊びに来てください!

2020-0912号 チューニング屋の仕事…のお話

BOZZ SPEEDが発行するメルマガ
 「BOZZレター」の新着記事をお届けします。

ボズレター2020-0912 BOZZ LETTER Ver.2020-0912

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ランエボとインプレッサのチューニングとトラブル解決なら!
もちろん軽自動車もハチロクもスポーツならなんでもおまかせ!
BOZZSPEED
/ボズスピードのメールマガジン=ボズレター
2020
0912日号
ウエブサイト https://www.bozz.co.jp/
お問い合わせ info@bozz.co.jp または 048-952-8586
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆さん、こんばんは!

今は12日、土曜日の午前9時。外気温は27度でした。
やっと灼熱地獄も一段落というところでしょうか…
って、また明日暑いという予報も。
まぁ、徐々に涼しくなることでしょう。
仕事の効率も上がるでしょうし、
何よりも怪我の危険性も減ると思います。
これは冗談ではなく、
熱中症で倒れる…とか、ふらつく…とかは許されないのです。
人間の手首など、一発で切断してしまうような工具もあります。
ジャッキが落ちればただではすみません。
お客様の車両の試乗もあります。
熱湯や高温のオイルをかぶる危険性もあります。
もちろん、夏だろうが、冬だろうが、危険性は同じなのですが…
意識をきちんと保てなくなるということは、
これらの危険がにじり寄ってくるということです。
また、集中が途切れることによって、
お客様の車両に対する作業の正確性が落ちるという
あってはならない事態も考えられます。
気合だ、根性だ…だけではダメなのです。

車両も、人間も、その限界以上のことはできません。
無理をすればエンジンが壊れてしまうのと同じように、
人間も壊れてしまう可能性があります。
これからも十分に気をつけて、低性能の久田ではありますが、
精一杯の持てる力をお客様の車両のために使いたいと思います。
(いま、もてるちから と打って変換したら、
“モテる力”と出てきて笑っちゃいました…
 久田にそんなもんねえしっ!!)
N山注:あるよ。藁

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎チューニング屋の仕事…のお話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回のネタは、
チューニング屋のちょい足し仕事に関してのお話をさせていただきます。

チューニング屋の仕事というと…
マフラー取り付けたり、ECUいじったり、車高調整取り付けたり…
がメインだと思われがちですが、ボズスピードの場合、
それ以上に修理や、一般整備が多いような気がします。
ブレーキやクラッチのオーバーホール。
オイルシールの交換、サスアームの交換、ブッシュ打ち替え、
ホース類の交換、水漏れ、油漏れ、排気漏れ…
“健康でない人間にどれほど筋トレしても無駄”
というのが久田のポリシーですので、
これらの仕事をいただけることはとても嬉しいことです。
当たり前の話ですがこんな仕事ウェルカムっ!

さて、これらの修理、整備以外に…
ほんのちょっとした部分の補修…を行うこともよくあります。
代表的な例をあげますと…
まず、ボルトやナットの欠落の修理。
工具が入りづらい部分にあるからでしょうか、
スバル車のタービンとキャタライザーの取付ナットは
よく欠落していることがあります。
また、スバル車のアンダーカバーの取り付けボルトもついていない場所、
もしくは違うボルトを無理やりねじ込んであることが多いです。
キャタライザーと中間パイプの間に入っている球面ガスケットも、
ドライバーの先端でちょいと突くと
ぼろぼろになって砕けてしまうものをよく見ます。

三菱車の場合は、キャタライザー前後のガスケットが
ぼろぼろになっている事が多いですね。
さらに、CT系の場合は、
アンダーカバーを固定している樹脂製のクリップ。
これは、ほぼ全滅に近いくらいに傷んでいることが多いです。
プラスドライバーで中心部を回して、
浮き上がってきたところを引っ張って外す…という、
古くなったときにどうすんだこれ?
というクソパーツが純正ですが…
回しても浮き上がってこないことがとても多いです。
それも数がデタラメに多いので…正直悲しくなります。
CT
系は、ボディ下面の構造でダウンフォースを生み出そう…という、
とても素晴らしい発想で作られたアンダーカバーのため、
固定もガッチリさせなければ…という理由で
ものすごい数のクリップを使っているのだと思いますが…
んじゃさぁ、何本かボルトにすれば良かったんじゃないですか?
重くなる? コスト上がる?
よしわかった! これ設計した人と、これでいいよ、と承認した偉い人。
CT
のアンダーカバーの脱着のたびにうちに来てやってみなさい。
少なくとも、アンダーカバーの設計に関しては、
三菱はスバルの爪の垢でも煎じて飲みまくったほうがいいと思います。

あ、いつも思っている愚痴がダダ漏れになりましたね。

さて、これらの欠落していたり、傷んでいる部品に関してですが、
見つけてしまったら可能な限り直しております。
スバルのアンダーカバーのボルトは
新品を数10個単位で発注して在庫しておりますし。
ガスケット関係も同様です。
また、三菱のプラスで回すクソクリップ
(実はこのクリップにもメリットは有るのですが、それを差し引いてもダメです)は、
簡単につまんで取り外しができるものに全て交換してしまうということも多いです。
ちなみに在庫は数100個単位で持ってます。
だって、一台に40個くらい使うのだもの…
200
個持っていても5台で終わりですよ…

また、これは以前も書きましたが、
サビだらけになっているボルトや後付のステーとかを見るとムラムラして交換したり、
外してサビ落としして塗装し直したりしたくなってしまうのです。
だって、クルマがかわいそうじゃん…
なめかかっているボルト、ナット、長さが全然あってないボルト
(適当に転がってるボルトで間に合わせたんだろうなぁ)
なども交換してあげたいですね。

プラプラしてる配線やホースも同じです。
タイラップで固定するだけの話なのにね。
ファンに当たりそうになってる配線とか、結構多いですよ?

なんてことをやっていると、
納期が厳しくなってお客様に謝ることになったり…
プロ失格ですね。
はい、いいです失格で。

クルマは人間と違って、痛いとか、苦しいとか、不快だとか言えないのです。
私は僅かなことであっても、
そんなクルマの声を聞けるクルマ屋でありたいと思います。

もちろん、人間ですから、間違い、見落としもあります。
しかし、もっともっと精進して、精度を上げていく所存です。
お客様から「あのオヤジに任せておいてよかった」と言われるよう、
これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします。

さぁて、そろそろ開店時間です。
今日は…タイヤ交換と、オイルクーラー取り付けと、油脂類全交換と、
クーラント交換と、フルード交換と、チューニング相談と、入庫1台…
今日もがんばります! 

それではまた次号で!!

BOZZ SPEED/ボズスピード
URL:https://www.bozz.co.jp
メール:info@bozz.co.jp