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2020-0328号 ブレーキ系チューニングのお話その2

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ボズレター2020-0328号 BOZZ LETTER Ver.2020-0328

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2020年03月28日号
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皆さん、こんばんは!

例のコロナウィルスですが…
ちとシャレにならないような状況になってきましたね。
クラスターの増加によるオーバーシュートが発生して、
場合によってはロックダウンとなることも…ってさぁ、
なんで政治家連中や識者と呼ばれる人たちは
カタカナ英語使いたがるかなぁ…
カタカナ使うと頭が良く見えるんじゃないか…って感じでしょうか?
俺にはバカにしか見えませんが…
高齢の方もニュースを見ているはずです。
もっとわかりやすい言葉を使えば良いと強く思います。

子供の頃読んだ本に、
“頭の良い人は難しいことを簡単に説明し、
 馬鹿な人は簡単なことを難しく言いたがる”
とありました。
この言葉はとても強く久田の脳裏に残っていて…
このメルマガも、店でお客様に説明するときも、
なるべくわかりやすく…といつも考えております。
もちろん、不手際もあると思います。
メルマガの内容でも、店での接客でも、
わからないことは何度でも聞いてくださいね。

さて、そんなことよりコロナですね。
日本はアメリカやヨーロッパの各国に比べると、
感染者が少ない状況ですが、
感染者の数も大事ですが、
検査した人の数のうちの何人が感染者だったのか…
をなぜ誰も聞かないのでしょう?
検査数が少ないことが他の国にバレたくないのだろうか…
分母がわからなければ感染者の数がいかに他国より少ないと言っても
何の意味もないと思うのですが…

もちろん、検査希望の方が医療機関に殺到して、
現場がパニックになることは問題だと思います。
私はもっとドカドカ検査しろや!
と言っているのではないのです。
何人検査したら、何人陽性だったのかが知りたい…だけなのです。

N山よ、これ、どう思う?
俺変なこと言ってるかなぁ。

(脚注:合ってると思うよ。
 ついでにふつうのインフルエンザと比較しての数字も
 教えて欲しいと思う。N山)

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◎ブレーキ系チューニングのお話その2
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さて、前回の続きのブレーキのチューニングの話を致します。
前回はブレーキの熱の話の途中でしたね。
巨大なローターに、6PODや8PODのブレーキシステムを見ると、
すっげー効きそう…と感じる方が多いと思います。
まぁ、その手のブレーキは事実よく効くのですが…
じつは、こんな巨大なブレーキの大きなメリットは、
質量の増加による、熱エネルギーの保持量の高さ、
さらに面積の増大による放熱性の高さだと久田は考えます。
熱エネルギーを多く溜め込めるということは、
パッドの持つ熱を効率良く吸い取れるということにもなります。

わかりにくいかな…
8分目の水が入った丼にコップ一杯の熱湯を入れるよりも、
8分目の水の入った風呂桶にコップ一杯の熱湯を入れたときのほうが、
水の温度は上がりませんよね? そういう理屈です。

また、大きく、さらに厚みのあるローターは、
エアベンチの通路も大きく、効率よく冷やすことができます。
簡単に言ってしまえば、巨大なブレーキのほうが、
長時間に渡って全開走行ができる…ということなのです。

また、話が少し横道にそれますが、
4PODより、6POD、6PODより8PODの方が良いとされるのは、
ブレーキピストンの経が小さくなることによって、
よりディスクの外側を使うことができる>大径ローターの効果がある>コントロール性に優れる…
というメリットもあるからです。
コレもなかなかイメージしづらい事なのですが、
あえて例を挙げるなら、
30Φのステアリングのほうが、
40Φのステアリングより
シビアな操作を要求されることを考えてみてください。
楽=コントロール性に優れる という図式になります。

ブレーキの熱の話の続きですが、エアダクトなどを使用して、
ブレーキを走行風で冷やそうという考えはとても正しいことです。
ただ、コレも何度も書いていますが、
ダクトで本来冷やしたいのは、ローターでもなく、キャリパーでもありません。
ハブです。
これはレースカーの写真などを検索するといくつも出てくると思います。
ハブに風を送り込むことによって、
ベンチレーテッドディクスのエアベンチに風を送り、
効率よくローターを冷やそうという考えですね。
まぁ、エボやインプレッサWRXの場合、
4WDですからハブを冷やすのはなかなか難しいです。
ドライブシャフトがありますので…
まぁ、頭の片隅に入れておいてくださいね。

さて、ブレーキの大切なポイント、効き、コントロール性、耐熱性…
まで話しましたが、最後の4つ目は…メンテナンスの問題です。

ブレーキパッドは、消耗品ではありますが、
さほど高価なものではありません。
ボズスピードでほぼすべてのお客様にオススメしているパッドでも、
1セット2万円ほどです。
しかし、同じ消耗品であるローターとなるとぐっと高価になります。
これが、GC8とかですと、めっちゃ安いのですけどね…
さらに、エッセとかですと、笑っちゃうような価格です。
コレならば、摩耗してきたな、と思ったら気軽に交換できますね。

これが…エボ10になると、
ローター1枚10万オーバーということもあります。
純正品がですよ?(オプションのローターね)
安価な社外品もあるのですが、精度が出ていないものや、
出どころがよくわからないローターなどもあります。
とてもではありませんが、安心して使用できません。
また、社外の派手なブレーキキットの場合は、
当然ローターの価格も高くなります。
ベルハットと別体のローターの場合は、
その組付け工賃もかかりますね。
購入してから、“こんなはずではなかった”という気持ちにならないためにも、
事前に補修用ローターの金額を調べておく、
心の準備をしておくなどは必要でしょう。
また、ブレーキキャリパーは、定期的にオーバーホールが必要になりますが…
スバル4POD等の場合はシールキットが4000円ほど。
(前後OHする場合は2セット必要です)
純正ブレンボなら、1万円弱です。
以前、三菱のブレンボ用シールキットは、
フロントだけで2万円というわけのわからない金額でした。
そのため、ボズでは三菱のブレーキをOHする際には
スバルのシールキットを使っておりました。
だって、ブレンボ品番は同じなのだもの…
全く同じものが金額倍ってどうよ…
現在では、スバルと同じ位の金額になりましたね。
よかったよかった。

で…先号から言っている文句ですが…

先日、某ブレーキメーカー(輸入元)にシールキットの金額を聞いたところ、
3万円台…それも限りなく4万円に近い金額を提示されました。
ブレーキキャリパーのシールってほぼ輪ゴムですよ?
エンドレスさんなど、6POD用で6千いくらかですよ?
それが3万オーバーって…
このメーカーは、キットの価格が安いうえ、
性能的に優れていたのでよく販売していたのですが…
一気に売る気が失せました。
今度台湾のパーツショーに行ったときに、
そのメーカーに直接金額聞いてしまおうと思います。
いくらなんでも定期的に必要になる補修部品がこの金額では、
お客様にオススメすることはできませんね。

はい、ブレーキの大事な話4番目は、ランニングコストの大小です。
サーキットを走ればもちろん、ストリートだけでも、
キャリパーのオーバーホールは定期的に必要です。
その場合のコスト、部品の手に入りやすさも、
ブレーキの性能の一部と考えて良いでしょう。

あー、コロナの話を書いたとはいえ、今回も長くなってしまった…
皆さんとにかく、体調には十分気をつけましょう。
マスクマスクと騒いでいる人も多いですが、
マスクでウィルスは止められないと思います。
手洗い、うがい、そしてなにより、睡眠をしっかり取り、
体の免疫力を上げましょうね。

それではまた次号で!

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