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2019-0331号 トラブルシューティングのお話

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ボズレター2019-0331号 BOZZ LETTER Ver.2019-0331

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2019年03月31日号
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皆さん、こんばんは!

といってもこのメルマガが発行されるのは昼だか夜だかは
久田はわからないのですが…
忙しい仕事の合間を縫って、
N山が校正し、体裁を整えて発行してくれています。
ありがたや…

桜は満開になりましたね。
でも、ここ数日、ひどく寒いです。
この寒さでは花見どころではありませんねえ…んでも、
久田はよい場所を知っているのです。
隅田川を走る水上バスの上からの花見はなかなかですぞ?
隅田川沿いの桜を船の上から見るなんて、
なかなかオツなものです。
もちろん、水上バスの中ではビールも売っています。
水上バス内での販売専用に醸造されたものとか…
かすかにバナナの香りのするヴァイツェン(白ビール)です。
ぜひともお試しあれ。
飲みたらない場合は、
そのまま浅草の街に突入というルートもおすすめです。
浅草の飲み屋さんのオススメは…
これは久田に直接聞いてください。
ボズスピードのボトルも入っておりますので、
飲んでも可。
でも、無くなったら同じの入れておいてくださいね!

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◎トラブルシューティングのお話
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さて…今回のネタですが、車両が不調なときに、
トラブルシュートを厄介にしてしまう行為についてお話します。
例としてあげますが…
ブーストが掛かったときに4000回転前後で息つきをしてしまう…
という不調があったとします。
本来であれば、
点火や燃料系のトラブルを疑って修理をしていくのですが…

「これは点火が弱いからに違いない」と、
何やらおかしな点火系のデバイスを組み込んでしまう。
「アースが足りないからに違いない」と、
ごっついアーシングを施してしまう。
「ECUのセッティングが出ていないからに違いない」と、
サブコンをつけてしまう。
「吸入空気量が少ないからに違いない」と、
エアクリーナー(それもわけのわからないメーカーの)を取り付けてしまう。
「イグナイター不良に違いない」と、
社外のおかしなイグナイターに交換してしまう。
「プラグの番手があってないからに違いない」と、
プラグ交換、それも何故か9番とかを入れてしまう。
「燃圧不良に違いない」と、
可変式のフューエルレギュレーターを組んでしまう。

下手をすると、上にかいてあるようなことプラスアルファを
ごっそりしてから持ち込まれるようなことがあります。

そもそも…全て純正部品の状態で車両はきちんと走るのです。
ノーマルECUの状態でブーストコントローラーを付けてしまった…
結果、フューエルカットが入ってしまう。
こんなことなら簡単に原因はわかりますので
問題にはならないのですが…

車両の不調には必ず原因があります。
そしてその原因が何らかの部品にあるなら、
その純正部品の交換で直るのです。
性能向上を謳った社外品に交換するのは、
正常な状態から行うものであって、
不調のときにすることではありません。
不調が発生し、
その後にありとあらゆるものを社外品に交換されてしまうと、
その元々のトラブルがどこに有るのかが
とてもわかりづらくなってしまうのです。
交換した純正部品をまだ持っていて、多少手間はかかれど、
交換すれば元に戻る…ならまだいいのですが、
それは捨ててしまった…とか、
サブコンをはんだ付けでノーマル配線に割り込ましてしまった…
ということになると、
正直目の前が暗くなります。

不調をご自分で直そうとするなら、
とにかく純正部品を使ってください。
社外品で性能向上を目指すのは車両が完全な調子のときに行いましょう。
また、詳しく書くといろいろと
差し障りがありそうなのである程度隠しますが…
ネット上で“純正品と同等”と言って販売されている
とある車種用のイグナイター。
メーカーは超一流ですから、
ものすごく安心に思えるのですが…
全てかどうかはわかりませんが、
プラグに刺さる部分のサイズが違います。
長さが純正品とわずかに違うのですが、
無理をすれば取り付けられないこともない…
というくらいの違いなのです。
ぱっとみはわかりませんのでそのまま使いたくなりますね。
純正品よりだいぶ安いので売れているのかもしれませんが…
良い結果が得られるとは思えません。

ただ、自動車部品商さんなどで販売されている純正同等品…
クラッチや、ブレーキパッド(スポーツユースには向きません)、
ガスケット類、オイルシール、ベアリング…などは、
純正部品とほぼ同じ性能と考えても良いです。
ただ、その見極めが難しいですね…
やはり安全なものは純正でしょうか。
もしくは久田に聞いてくださいな。

おまけの話題を一つ。

昨日、プラグ交換時に発見したひび割れた燃料ホースの交換をしようと、
新品ホースを用意して、古いホースを手でちょっとだけ動かしたら…
ガソリンがぴゅーーーっと!!
まだ、ホースバンドも緩めてないのです。
ホース触って少し動かしただけ。
その状態でガソリン漏れるってああた…
危なかったですねえ、
いつ火災になってもおかしくない状態でした。
やはりゴム系の部品は定期的に交換が必須です。
ブローバイホースあたりなら、
破けてもどうということもありませんが…
燃料系は火災。
ラジエターホースや、オイルクーラーのホースはエンジンブロー。
ターボ系のホースは
首都高速上でエンジンストップ(こわっ)とかになりかねません。
もちろんこの手もいつでも点検いたします。
お気軽にお申し付けください。

さて、いよいよ来週はアムクレイド走行会です。
今回も多くの方に参加して頂く予定です。
安全を第一に、楽しい走行会にしましょうね。
残念ながら今回参加できない皆さまは、
次回の7月にはぜひご参加を。
また、走行会前に不安な部分、日常メンテ、
何らかの質問のある方は遠慮なくおっしゃってください。
前日の土曜日にオイル交換とか…早めに言ってくださいね!
今ならまだ間に合います。

さて、それではまた次号でお会いしましょう。
いつものことですが、
安全運転を心がけてくださいね!

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