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2019-0317号 シートベルトのお話

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ボズレター2019-0317号 BOZZ LETTER Ver.2019-0317

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2019年03月17日号
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皆さんこんばんは!

桜の噂もちらほら聞くようになりました。
もう、春はそこまで来てそうですね。
早く身軽な服装で仕事ができるようになると
いいなと思う久田です。

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◎シートベルトのお話
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さて、今回はシートベルトのお話を
まずさせてください。

4点シートベルトは、安全に役立つとともに、
ドライバーの身体をしっかりとホールドして
運転を楽にしてくれる>サーキットではタイムが向上する…
というなかなかコストパフォーマンスの良いパーツです。
しかし、安全性にダイレクトに関わるものなので、
その選び方、取り付け方には注意が必要です。

サクサク行きますね。
まず、購入時の注意点ですが、中古のシートベルト。
これは買わないでください。
シートベルトは、万が一の事故の際に、
自身が伸びることによって
ドライバーの衝撃を和らげる構造になっています。
そのため、一度衝撃を受けたベルトは再使用はできないのです。
中古の場合、事故を起こしたかどうかの判断はできません。
そのため、買ってはいけないのです。
もちろん、ご自身の車両で事故を起こしたときも交換となります。

次に、比較的安価な4点ベルトにありがちな、
平バックル(純正ベルトと同じようなバックル)を使用し、
肩ベルトが腰ベルトに縫い付けてあるようなもの。
あくまでも個人的な意見と前置きしますが、
これも買わないでください。
理由はふたつ。

まず、この手のタイプは肩ベルトが2インチの細いものが多いということ。
衝撃吸収を考えると、
幅の広い3インチのものを使用したほうがずっと良いでしょう。

もう一つの理由は、
肩ベルトが、腰ベルトに縫い付けてあるものを使うとわかるのですが、
装着、取り外しの際に、
ベルトを背負い込むように(ランドセルのように)する必要があります。
これは元気ときには何の問題にもなりませんが
(久田のような五十肩は別として)
事故を起こして、鎖骨あたりが折れた場合。
ササッと大きく腕を回してベルト外せますか?
出来るかもしれませんが、めっちゃ辛いと思います。
へたをすると安全のためのシートベルトのせいで、
火災が発生している車両から
逃げ出すことが遅れてしまうかもしれないのです。
ということで買わないでください。

オススメは、3インチ幅の丸バックルのタイプとなります。
ボズでは、HPIさんのシートベルトを購入される方が多いです。
安価でありながら、とてもしっかりした作りの良いベルトです。
もちろんFIA公認です。

さて…ここからが本題なのですが…

先日、Nさんのレガシィに
HPI製のシートベルトを取り付けようとしていたときのこと…
肩ベルトと、右側の腰ベルトは全く問題なく取り付けられたのですが、
左の腰ベルトを取り付けられるちょうどよい場所がない…
ならば悩まずフロアに穴を開けて、
当て板をして取り付けることが定石ですが…
ボディ下面からみてみると、
どうも2枚重ねになっているような気がしたのです。
鉄板2枚重ねのところに当て板をしてアイボルト…
うーん、なんかスッキリしません。
そこで、他の方はどんな場所につけているのだろうと
画像検索をかけてみると…
そこには世にも恐ろしい画像が次々と…

DIYで取り付けていらっしゃる方も多かったのですが、
やはり左側の腰ベルトの位置に悩んでいた方が多いようで…
シートの取り付けボルトに、
DIYショップで買ってきた柔らかそうなステーを介して
取り付けている写真とか、
同じくDIYショップでよく見るカラビナを使って
取り付けている写真とか…
もう、なんかの冗談ではないかと思える写真が多かったのです。
さらにいうなら、某オークションで中古を買いましたとかも。
それらのページに、同じような呪文がかいてありました。
「自己責任で」というものです。
いや、自己責任無理でしょう。
そんな取り付け方をしているシートベルトでは、
事故の死亡率には間違いなく影響します。
保険代もあがるかもしれませんね。
それ以前に、死ぬのは俺なんだからいいじゃん…的な発想は
そもそもおかしいと思います。

また、ボズにも稀~~~にいらっしゃるのが、
シートベルトを取り付けるためにボディに穴を開けるのは嫌だ。
という方です。
だいたいこの考えの方は、
ボンネットをカーボンにはしたいけれど、
ボンピンつけて穴を開けるのは嫌だ。
GTウイングを取り付けるために
トランク内に当て板をするために
トランク内部を切った張ったするのは嫌だ…
とおっしゃる方と同じ方です。
命とボディとどっちが大事なのでしょう。
走行中にボンネットが開いたらどうするのですか?
走行中に巨大なGTウイングが外れて飛んで、
後続車にあたったらどうするのですか?
ボズでは、丁重にお断りするようにしていますが…
どこかでやるんでしょうねえ…

ということで、今回言いたいのは、
自動車のパーツはどれもが命に関わってくるものなのです。
楽しくDIYも良いのですが、
ご自分でやるにしてもしっかりと、
安全性を損なわないような取り付け方を心がけてくださいね…
ということです。
ボズスピードのユーザー様だけでなく、
すべての車好きの方が安全に楽しめますように、
心から祈っております。

さて、おまけ話題ですが、
先日、ものすごくストレートな質問を受けました。
「ボズスピードさんで購入するのと、
 ネット通販で購入するのは、
 なんでこんなに金額が違うのですか?
 これは同じものですか?」
あはは、ありますねえ^^;

その方には、
「スーパーで卵3個買ったら100円もしないと思いますが、
 レストランでオムレツ頼んだら1000円位はとられると思います。
 そういう理由です」
とお返ししました。

パーツに関する説明を一切せずに、
お客様と一切お話をせずに、
言われたものだけを発送するならその金額も可能かもしれません。
でもそれではボズスピードじゃないですねえ。
どの商品がお客様に向いているのか、
どんな使い方をすれば良いのか、
他のどんなパーツと相性が良いのか、悪いのか、
そして、取り付けたあとにどんなセッティングをすれば良いのか…
これをお客様と納得行くまで相談してから実行するのが
うちの仕事です。
卵3個を買ってくれば誰でもオムレツを作れるわけではありません。
まぁ、もちろん…どうすれば美味しいオムレツが作れるかと、
シェフは必死になるでしょうし、
久田はこの車高調整をどう使えば一番美味しいかを必死に考えます。
そこに価値を見出すか否かですね。

さて、そろそろアムクレイド走行会です。
今回は、アムクレイド会員様全員の申込みが異様に早く
久田もかなり慌てました。
次回はこのようなことがないように早め早めに準備いたします。
参加希望の方も、次回もかなり早めに動くことになる…
と考えてくださいね。

今回も、安全で楽しい走行会になりますように。
って、アムクレイド前にあと1回メルマガが間に入りますね。
次回は何を書きましょう…
リクエストが有ればなんなりと言ってください。

それはまた次号で!!

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