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2019-0303号 パーツの軽さのお話

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ボズレター2019-0303号 BOZZ LETTER Ver.2019-0303

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2019年03月03日号
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皆さん、こんばんは!

雨の週末でしたね…
でも、真冬に比べると寒さも少し和らいできた気がします。
あと一月もすれば快適に仕事ができるかもしれません。

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◎パーツの軽さのお話
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今週はパワープレイの連続で、
ずっとハンマーを振り回していたり、
クソ重いパーツを片手で保持しつつ
ボルト穴を探す的な作業が多かった気がします。
筋トレができて嬉しいったらありゃしません。
ありがたいことですね!

パワープレイといえば…
日常的な作業としてはタイヤの脱着があるのですが…
お客様のタイヤとホイールを持って痛感するのは、
スポーツ系のホイールの軽さです。
エボ、インプ系のお客様が多いので、
どの車両もサイズ的には似通ったものが多いのですが、
プロドライブやボルク、鍛栄舎などのホイールはやはり軽いです。

そして、ドレスアップ的な要素の大きい、
それもよくわからん系のメーカーのホイールですと、
「マジかこれっ!」と叫びたくなるくらい重いものもあります。
まぁ、ハイクラスなスポーツ系のホイールは鍛造品が多いので、
軽くて当たり前といえば当たり前です。

今更ですが…ボズレターの読者様の中には、
「鍛造って何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ということでごく簡単に説明します。

金属で何らかの形のあるものを作るときには、
一番簡単な方法は型を作って、
ドロドロに溶けた金属を流し込んで作る…
鋳物と呼ばれるものが一般的です。
比較的古くからある技術で、お寺の鐘ですとか、
お釜などもこの方法で作られています。
とても荒っぽくいいますと、
これが鋳造ホイールの作り方です。

次に鍛造ですが、
こちらは熱した金属をハンマーなどで叩いて形にしていくものです。
代表例は、日本人なら誰でも知っている日本刀。
はい、刀鍛冶さんがトンカンやってますね。
熱して叩いて成形することによって、
金属の結晶の密度が上がり、
さらに結晶の方向が揃うために
鋳物に比べて強度のあるものを作り出すことが可能です。
ボルクの工場では、毎日職人さんがハンマーを振るって
TE37とかを作っているようですね。
そのため、体型のよいスタッフが多いのだとか…
って、大嘘ですので信じないように。

ホイールの場合は、冷間鍛造といいまして、熱することなく成形します。
それもハンマーで叩くのはではなく、
型を使ってどっかーーん!とやるらしいです。
(詳しくはボルクさんに聞いてください)
お釜と日本刀では、どちらが強度があるかは明白ですね。
そして、強度があるがゆえに、肉厚を削ることができて、
軽いホイールにすることが可能なのです。

ちなみに余談ですが、
“たたらを踏む”という言葉がありますが、
このたたらは、金属を熱するときに使用する送風機です。
足で踏んで、風を送り込んで強い燃焼を実現したのですね。
確かアニメもののけ姫のワンシーンに
たたらを踏んでいるところがあった覚えがあります。
んじゃあ…たたらって、何語よ??ってところまで突っ込んでみますと、
これは、タタール人が語源であるという説もあるようです。
タタール人の持っていた製鉄技術が朝鮮半島を経て、
日本にもたらされたという説ですね。
このへんの、“鉄”に関してのお話を詳しく知りたい方は、
皆さま御存知の“オラァっ!!”のO秋さんに聞いてみましょう。

サーキット走行を楽しめ、
鈴木宏和さんからドライビングのレッスンを受けられ、
かなり確率の高いタイヤじゃんけんもあり、
寒いときはこたつにも楽しめ、
さらには、O秋さんと鉄のお話もできるっ!!
こんな素晴らしいイベントが他にあるでしょうか??

アムクレイド走行会、次回は4月7日です。
奮ってご参加くださいね!!
でも…O秋さんと鉄の話を始めますと、
最低4時間はかかりますのでご了承ください。
もちろん、その間はずっと正座です。

先日、O秋さんから…
「久田さん、僕のイメージをあまり野蛮にしないでください」
とのクレームがありましたが…
本当に野蛮かどうかは、
アムクレイド走行会にAE86(本当はSE86)で参加している
E藤さんという方に聞いてみると良いです。
同時にE藤さんの86もじっくり見せてもらうといいです。
あまりにも当たり前のように3Sエンジンが搭載されている86です。
その素晴らしい仕上がりに驚くことでしょう。
こんな車を見ることが出来るのもアムクレイド走行会ならではっ!!
この車両を作ったのは、
走行会のピットでこたつに入っている可能性の高いM田さんです。
こたつに入ってニコニコしている可能性が高いですが、
本当はとても偉い人…

参加者募集要素つよすぎんじゃね?と思われるかもしれません…
うん…今年から久田の仕切りになりましたので…
プレッシャー感じているですよ…
まぁ、お得で楽しいのは本当です。
皆さんぜひともっ!

さて、ホイールの話しに戻ります(やっとか)。

久田が重いと感じるくらいならどうでもいいことなのですが…
ホイールの軽さ。
これは車両の運動性能にダイレクトに関わってきます。
何も持たないで腕をブンブン振るのと、
2リッターのペットボトルを持って腕をブンブン振るのを
比べてみると良いです。
これはそのまま
車両のサスペンションアームにかかる負担だと思ってください。
ホイールを軽くすることによって、
サスペンションの動きがスムーズになると考えてもよいのです。

また、ホイールの剛性もハンドリングに影響を与えます。
名前を出すといろいろと差し障りがありますので
某自動車メーカーとしますが…
鍛造のホイールと、鋳造のホイールで、
筑波サーキットのラップタイムが0.2~0.3秒変わったとの結果もあったそうです。
もちろん、インセットや、ホイールの幅は同じ。
純正品とオプションのホイールのテストでの結果です。
たかが0.2~0.3秒と言ってしまえばそれまでですが…
そのタイムを詰めるのにどれだけ苦労するかをわかっている方なら
その価値がわかるでしょう。

とまぁ、パワープレイだった
>久田はホイールが重かった
>車も軽いパーツのほうが有利
という流れで今回のボズレターを書かせてもらいました。
しっかしまぁ…筋肉痛ハンパないっす…
さぁて、帰ってゆっくりお風呂に入って充電したら来週もがんばります!
多分明日も出勤です!
あー嬉しいなっ!!

それではまた次号でっ!!(筋肉痛で少しハイ)

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