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Z34制作記「愛のむちむちVer.Ⅱ」-001ターボ&3連メーター

Z34にターボをつけたいのですが…というH氏の依頼を聞いたとき、初めは冗談かと思いました。33にスーパーチャージャーとか、ターボは聞いたことがありますが、34に過給器は…。キット等もないでしょうし、もしゼロから作るとなると、その費用は莫大なものになってしまうと思ったからです。

しかし、よくよく話を聞いてみると、アメリカには、もうキットがあり、さらに、右ハンドル用のオプションまであるとのこと。そのうえ、このH氏、日本語より、英語の方が堪能という方で、アメリカのメーカーに対して、ある程度の問い合わせを既にされていたのです。英語のマニュアルも手に入れてプリントして持参してくださいました。同時に、そのキットを購入した世界各国のショップのサイトのチェックなどもしてあるという、やる気120%ぶり。

ここまで聞いて、やる気にならなければショップじゃない、いや、それ以前に男じゃないだろっ! さらに付け加えると…うちにはデレックという、なぜか英語が話せる男がいます。海外のメーカーとの折衝なら任しとけってなもんです。おまけに、俺はZ33の長期レポートを某自動車雑誌に連載していたこともあるくらい、Zが大好きなのですね。そのときは、ムチッとした、Z33のリアビューがお気に入りで、“愛のむちむち”という素晴らしい(嘘つけっ!)タイトルでの連載でしたが…

さて! 実際に動き出したZ34ターボの製作記です。もう、すったもんだの連続でしたねえ。キットの注文時には、日本刀を例に出すほど。え?? わけわからん?? でしょうね…これは、日本人の国民性を説明するときに使った言葉なのです。キットを実際に制作してくれるのはアメリカ人。しかし、それが100%日本人の感性に受け入れられるかどうかわからないところも多いのです。例を出すと、インタークーラーのコアのフィン。これはぶっちゃけ、多少曲がっていても、性能には差はほとんど出ません。飛び石で曲がることもよくあります。しかし、新品のコアのフィンが曲がっていること、これは日本人にとっては絶対に許されないことなのだとメーカーに説明をします。もちろん、デレックもなかなか理解できないようです。「性能に違いがなく、さらに使えば曲がるものだろ?」と言ってきます。

そこで例に出したのが、日本刀なんですね。日本刀は本来武器です。敵をぶった切れりゃいいという考えもできるでしょう。事実、俺がヨーロッパの博物館で見た西洋の剣は長く、重く、分厚く、鉄の鎧ごと敵を叩き壊すような迫力のあるものでした。しかし、シノギは曲がり、美術品のようには決して見えないものだったのです。これは、日本刀が西洋の剣に比べて優れていると言っているのではありません。日本人は、武器にすら、美術品としての価値を見出すものなのだ。という例です。

H氏は、英語の方が堪能とはいえ、紛れもない日本人のDNAで出来ている人です。その彼に満足してもらうために、あらかじめ想定できる問題点を書き出し、それを全てデレックに正しい英語にしてもらいました。彼も笑いながらやってましたが…だいぶ日本人の感性を理解してくれたようです。

これが、H社や、T社、B社にオーダーしたなら簡単なことなのです。「フィン曲がってるよー、交換してね」これで済むことです。メーカー担当者もすぐに理解してくれるでしょう。しかし、アメリカまで返品など、決して簡単にはできません。ならば、送ってもらう前にこちらの希望を強く、しつこく言う。これしかありませんね。

さて、やっとの思いで、オーダーは出来ました。あとは到着を待つだけです。いや、だけじゃないな。準備しなきゃ…ターボを装着したら、当然今までとはエンジンに対する負担がちがいます。油圧も、油温も気になります。それを知るためのメーターが必要ですね。これはH氏から恐ろしいオーダーが出ました。

「純正の3連メーターの位置に埋め込んでください」 げげげ!! 簡単に言いますが…入るかどうかわかりません。「いえ、他のショップで、やってるところがあるんです」むぅううう! ほかで出来てると言われたら、出来ませんとは言えないですね。受けましたとも。それも、入れてるメーターのサイズが何なのかもわからずに、H氏のオーダーを受けましたとも。

こういう時は、恥をしのんで電話です。電話をかけた先は、その純正位置にメーターを埋め込んでいる経験をお持ちの用賀のアクセスさんです。サイトやブログを見ると、Zがいっぱい出てますね…おぉ、スゲエ! びくびくしながら電話します。

「お世話になります、三郷のボズスピードの久田と申しますが、ちょっと伺いたいことがあるのですが…」「あぁ、ボズさんですか! 以前○○にいた時にお世話になりました。なんでしょうか?」

うわーー! よかったー! 親切に教えてくれました。ありがたやありがたや。サイズがわかれば、あとは頑張るだけです。34のインパネ…思いっきりバラします。もう、何もないというレベルまでバラします。はたから見ていると、ドキドキするほどですね。元に戻るんだろうか? という不安さえよぎりましたよあたしゃ! 純正を取り外し、デフィのメーターを埋め込み、ステーで固定して、純正メーターは配線延長してとある場所に隠します。まるまる3日ほどかかる作業ですね。

でも…どうですか?? 美しいでしょーー?? たまたま遊びに来ていた同じZ34のO沢様も見て感動してくれました。帰り際…「あ! 俺のZも同じにしておいてね。埋め込みよろしく」 うがぁ!! ありがとうございます・・・

さて、この3連メーター埋込み。もうね、やります。何台でもやります。工賃は10万円とかなり高価ですが、綺麗につきますよ。個人的には、10万なら安いと思います…詳細はお問い合わせくださいね。

さぁ、第1回はこのくらいで。次回は、届いたパーツを箱から出すところ。そして、周りを固めるいくつかのパーツに関して書きたいと思います。愛のむちむちVer2。楽しんでいただければ幸いです。

 

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