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リキモリオイル高性能の秘密-003

Part.3 BOZZ久田がLIQUI MOLYを使う理由 

メーカー純正指定はそんなにスゴい事なのか?

 言ってみれば、エンジンオイルは“市販のカゼ薬”と同じで、中身や効果を確かめる前に、ブランドやお店のオススメで使っているわけです。で、その認知度や“根拠の無い”安心感を植え付けているのは、広告やプロモーションですね。

 いわゆる“刷り込み”というやつです。売りたがるメーカーはあの手この手を、そしてお金を使って売り込んでくる。まあ、今の時代、それをアタマから信じる人も少ないと思いますが、国産自動車メーカーに多い“純正指定”なんて権威付けをされちゃうと、コロッと信じてしまう方はまだまだいると思います。

 極めてコストに厳格な自動車メーカーが、工場出荷時の新車に高いオイルを入れると思いますか? 入れませんね。どうせ慣らし運転が終わればすぐに交換してしまうのだから、たいていは一番安いグレードを使います。

 それに日本のユーザーの多くのは年間5,000km程度の走行で、高速道路で120km/h以上出した事がないような方が多いのですから、オイルに対するシビアな意見や注文なんか出てくるほうがおかしい。

 要は特定モデルの指定オイル以外、(粘度さえ合っていれば)何でも良い。大事なのは、安く仕入れられて利幅のあるオイルである事ですね。これが純正指定の実態ではないでしょうか?(いや、それで何の不満もなければ良いんですよ)。

 また、“レースで使用”というのも、イメージ戦略でのお約束ですね。これもまあ、全部が信用できるわけではありません。ファクトリーチームに支給されるエンジンオイルが超スペシャルだったり、A社のスポンサーを受けながら実はB社のオイルを使っているなんて事は当たり前にあるんですね。

 むしろ、レースの分野で見るべきは、プライベートチームや個人参加者に支持されているブランドは何か?という事、あるいはレースユーザー向けのメーカー指定オイルが何になっているか?って事ではないでしょうか。

 そういう事なので、同じメーカーの権威付けだったら、アウトバーンをガンガン走るドイツあたりのメーカーから“認証や推奨”を受けている、アフターマーケット向けエンジンオイルのほうが、よっぽど信頼性があると思うわけです。何しろヨーロッパは規格や規制に対しては非常にうるさいし、中でもドイツはクソ真面目で、おまけにいろいろと細かくネチネチと追求するのが好きですから。

アウトバーンで戦うエンジンオイル

 いずれにしても、自分のクルマや走りにこだわりたい私たちは、どうしてもエンジンに確かな効果があるもの、そして自分が納得して使えるもの、そんなエンジンオイルを探しているわけです。

 で、LIQUI MOLY=リキモリです。BOZZスピードとリキモリの出会いは、 “BOZZが選んだプロフェッショナル”にも書いているとおり、人から勧められて社長の久田が使い倒したところから始まっています。

 あ、念のために申し上げておきますが、これはBOZZスピードによるリキモリの宣伝であって、リキモリの代理店さんからは一銭たりともお金はいただいておりません。動機は「本当に良いオイルをみんなに知ってもらいたい。そして、それを売ってまっとうな商売をしたい」という、久田の暑苦しいほどの想いだけです。

 さて、変な物をお勧めして評判を落としたら商売あがったりですから、リキモリを扱うにあたって、久田も最初は慎重でした。でも、使ったお客様から評判は上々だった。そりゃあそうでしょう、使えばその良さが分かるからです。なぜなら──

 ドイツにおける、エンジンオイル性能の戦いはアウトバーンが舞台です。200km/hで巡航していても、その横をバビュンッ!と抜いていくクルマがいる。おまけに、何時間もベタ踏みの長距離走行も珍しくない。そこでは当然、急加速や急減速を強いられる場面もある。それが日常でさえあるわけです。

 言ってみれば、ユーザー自らがクルマの耐久試験をやっているようなものですから、そこで鍛えられたエンジンオイルのポテンシャルは並大抵ではない。だいたい、アウトバーンのど真ん中でエンジンブローなんかした日には大惨事ですよ。

 そういう事が起こらないよう、エンジンを元気なまま長持ちさせないといけない。それがドイツにおけるエンジンオイルの使命と言ってもいい。その中で、リキモリはドイツのアフターマーケットでNo.1のシェアを誇っている。つまり、ユーザーの大きな支持を得るだけの“実感”があるわけです。

 じゃあ、その実感や性能はどこから来るのかというと、ひとつは徹底した品質管理だと思います。

プシュッと開ければドイツの匂い!?

 リキモリのオイルはすべてドイツの工場で生産されています。そして、ドイツ製だけがリキモリであるという。しかも、工場出荷時に容器に封をしたら、使用するまで開封厳禁という“掟”があるんです。もちろん、代理店だろうが何だろうがダメです。詰め替えなんかとんでもないと。非常に厳格なわけです。

 だから、「封を開けると、そこにはドイツの空気が漂うの」なんて顔に似合わずロマンティックな事を久田は申しますが、それは本当です。詰め替えとか水増しとかが横行するエンジンオイル流通の現状に、「ウチは違うのだ」と主張しているように思えますね。

 そういうドイツらしい生真面目さ(がリキモリの特徴です。カタログを見ると分類表示には“100%化学合成油”“部分化学合成油”どころか、ご丁寧に“水素化分解合成油”の表示まであるわけです。

「だーかーらー、“水素化分解”なんて言われても、素人には分かりませんよ」、というくらいバカ正直で笑えます。そんな姿勢に久田は強い共感を抱くわけです。

 実は、ここまで言いませんでしたが、いくら精製技術や添加剤が進化しても、エンジンオイルの根本的な性能を決めるのはベースオイルの質なんです。例えれば、インプレッサでラリーをするのと、クラウンでラリーをするのでは、どちらがコストとリスクが少ないかってことですかね。

 有名ブランドのエンジンオイルの中には日本製のものがあります。この場合は、新日石(ENEOS)や東燃ゼネラルなんていう石油元売りによって国内精製されているのですが、日本に入ってくる原油のほとんどは中東原油です。

 中東原油というのはパラフィン系とナフテン系の混合原油だと前の方で言いましたが、それとは別に硫黄分が多いことで有名なんです。で、この硫黄分がエンジン内部で悪さをするわけです。ガソリンになった場合は、環境によろしくない。この硫黄分をちゃんと抜こうとすれば手間がかかる=コストがかかる事になる。

 対してヨーロッパでは長らく、硫黄分が少ない事で重宝されている北海原油を使っている(最近は枯渇が懸念されているようですが)ので、ドイツで作られているリキモリのベースオイルも北海原油由来ではないかと推測できるわけです。

 以上のような事からリキモリは、その曖昧さや不透明さを逆手に取ってインチキや欺瞞が横行しているエンジンオイルの世界にあって、“誰が、どこで”作っているのかを明らかにしている。言わば業界のやり方の“逆張り”をする事で、その正当性を確立しているわけですね。

久田がタイムアタックでビビらない理由

 ここまでが、エンジンオイルとリキモリについて調べてみて分かった事です。もちろん、ここまで調べてみようと思ったのは、リキモリの性能がバイト時代を含めれば四輪業界生活30年を超える久田を驚かせたからです。

 とにかく油温が他のオイルより低いレベルで安定する(から油圧が下がらない)。以前は、筑波でのタイムアタックでは2周で油温が140℃にも達してしまい、3周目は「お願いだからブローするなよ、するなよ、するなよ…」とビビりながら踏んでいたと言います。

 そりゃあ、皆さんの目の前でデモカーがブローしたら、BOZZスピードの面目丸つぶれだからビビりますよね。修理代も相当かかりますからダブルパンチです。それがリキモリを使うようになってから、そんな心配がなくなってビビる必要がなくなったし、「筑波、SUGOと、オイル交換なしで連チャン走行しても大丈夫」という案配です。

 しかも、ブローバイガスも減り、エンジンを開ければ(スラッジの発生が少ないので)中はキレイな状態だし、カムやメタルのアタリ面も滑らかだと。おまけにレスポンスも向上し、スムーズ感も増したとくれば、信者になるのも無理はありません。

 実はこの文章を書いている筆者も、久田の勧めでリキモリを入れました。どノーマルのVWゴルフですが、真冬の高速をかっ飛ぶと水温計の針がなかなか上がってこない、ヘタすればオーバークール気味ですよ。車内に響くエンジン音もそれまでの“ゴーッ”から“モーッ”とか“ホーッ”とか、まろやかになりましたから驚いた。

 要するに摩擦が、フリクションが減っているわけです。だから熱くならないし、静かで滑らかになるわけです。その秘密はリキモリの名前にあります。その由来は、液化モリブデン(liquified molybdenum)にあるんですね。

秘密は材料ではなく、歴史が培った製法

 リキモリには50年以上の歴史がありますが、もともとは液化二硫化モリブデンの製造特許をもった潤滑剤メーカーです。

 モリブデンは、さまざま合金用の添加元素として非常に重要な存在であると同時に、潤滑剤としても大変ポピュラーです。原料となる二硫化モリブデンは天然鉱物で、ロウのように柔らかく、その結晶面は滑り易い構造になっている。

 このため、金属表面の摩擦低減と摺動部の直接接触の頻度を減らし、その結果、油温低下を促進し、耐摩耗性や耐加重性を向上させるわけです。とくに高温・高圧・真空などの厳しい条件で用いられています。宇宙船でも使われているんですね。

 潤滑剤としては、二硫化モリブデンの固体粉末をオイルやグリ−スに添加するのが通常ですが、基本的に固体金属なので、オイルの中で沈殿しやすい。この事が、エンジン内でフィルターの目詰まりや、オイル循環の不具合を誘発するとされている。

 これが、自動車メーカーが二硫化モリブデンや、凝固性があるPTFE(商標名テフロン)などのアフターマーケット用の固体潤滑剤を使用した場合を、保証の対象外としている理由です(PTFEは樹脂ですから耐高温性もやや低いわけです)。

 そこで、現在はエンジンオイルに溶け込む性質の有機モリブデンが、多くのエンジンオイルの添加剤パッケージで使われています。オイル中の有機モリブデンは800℃以上の高温で二硫化モリブデンに変化する事で、その潤滑性を確保すると言われています。

 このため、ドライスタート時や、油温の上がりづらい高粘度オイルでは、その効果が希薄になるとも言いますね。つまり、温度に依存しない二硫化モリブデンのほうが対応温度幅が格段に広いわけです。

 だいたい、負荷の大きなドライスタートと、連続高回転運転はエンジンオイルに取って二律背反の要素なんです。

 マルチグレードオイルによって粘度の幅があるから何とかなっているものの、幅を出すための“ポリマー”が増えれば、それだけスラッジの発生に結びつくわけです。固体添加剤など他の要素でクリアできれば、それに越した事はない。

 で、リキモリはこの二硫化モリブデンを、エンジンオイルの中にうまく分散させて、沈殿の問題を解決しています。この二硫化モリブデンの理想的な調合という部分が企業秘密なんですね。

 言ってみれば、材料自体はエンジンオイル業界では何の変哲もないものばかりですし、売り方も当たり前の事を当たり前にやっているだけ。違いと言えば、創業時からの技術を磨き込んで、ちょっとばかり他とは違う高性能を実現している事。

 ある意味、非常にドイツらしい、つまりクソ真面目な職人気質から生まれたエンジンオイル──それがリキモリというブランドなんです。

 もしも、興味を持たれたら、ぜひBOZZスピードにおいでください。チャラい見た目とは違って、こちらもクソ真面目なクルマ好きの久田がお相手いたします。

しかし…よくもまぁ…調べたもんだわなぁ。

リキモリ本社への取材は久田も同行しておりますので、どの程度の話が聞けたかはよくわかってます。しかし、このレポートの半分以上は独自の取材によるものですね。

なんか、久田もちょっと勉強になったりして…

ともあれ、リキモリオイルは自信を持っておすすめするに値するオイルだという再確認が出来ました。これからもガンガン押していくつもりです。

世界最高峰のオイル…皆さんもぜひ試してみませんか???

 

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