気軽に遊びに来てください!

BOZZ SPEED/ボズスピード > リキモリオイル高性能の秘密 > リキモリオイル高性能の秘密-001

リキモリオイル高性能の秘密-001

某日某所…

仕事の打ち合わせと称した、単なるオヤジの集会が開かれておりました。

熱く世相を語り、熱く将来の展望を語り、増えてきた白髪と減ってきた髪の毛を嘆くという、まことに有意義な集会です。

そこで俺、久田がポツリと…

「なんかさぁ…世の中、インチキばっか多くねえか?」

「そういうお前の存在が一番インチキだ」

「って、それを言っちゃあおしまい・・・ってか、うるせーやコラ」

「確かになぁ、昼間のテレビ見てみ。コラーゲンが減少すると体調不良になる。だからコラーゲンを積極的に摂りましょう…って、ああた。お前は豚肉食べたら、身体に豚肉がつくのかよっ!」

「お前の彼女は少なくともそうだな」

「だーかーらー、そういう話じゃねえだろっ! インチキが多すぎんだよ。でな、リキモリにしてもさぁ、そりゃ毎日必死にアピールしてるよ? でも、結局俺が言うんじゃセールストークじゃん。売ってるものを悪く言う奴いないよ。どんなに正しいことを力説してもだ。結局は、売りたいからだろ…で終わっちゃうのよ」

「まぁ、それは、ある程度しょうがねえよなぁ」

「いや、それでな? 俺もはもう、元ライターとしてもだ。ここに現役のライターさんと編集さんがいるじゃんねえ」

「へ?」✕2

「だから! お前ら取材してこいや! 良かったらいいと書けばいいし、ダメだったらダメでいいよ。でも、ダメなら、どうしてダメなのかも取材してね。良い時はどこがいいのかもね。良いオイルの条件も知りたいな」

「あの~~、それってギャラ出るんでしょうか??」✕2

「出るともさぁ! 今出してやるわ! おねーさん、生中2つととりなんこつの唐揚げ、それとひもきゅうと鉄火巻追加ね!」

「・・・・・」

「これで書け…」

という、まことに有意義な意見の一致をみたわけです。生中と、唐揚げと細巻でやらされたとはいえ、一応、N山、S谷の2名はプロ中のプロのジャーナリストです。その彼らがリキモリと、オイルそのものを取材し、書くとどうなるのか…じっくりと読んでみてくださいね!!!

誰も教えてくれなかったオイルの話。
だからBOZZスピードはLIQUI MOLYを使うのだ

オイル交換をするときに、どんなオイルを入れるか決めていますか?

エンジンオイルはエンジンの性能をキープし、その寿命を延ばすためにとても大切なものですね。作り方や規格によって、そこにはさまざまな種類やグレードがあり、たくさんのブランドが存在していることはご存知だと思います。

でも、その中からどんなモノを選べば良いのか、正直なところよく分からないと思いませんか? 

たいていは“有名ブランドだから”、“ショップのおすすめだから”、“値段が安いから(あるいは高いから)”といった理由で選ばれているのではないでしょうか?

でも、これ、全部オイルの性能には直接関係のない理由ですね。

そーなんです、実はみんな曖昧な理由でエンジンオイルを選んでいると言うわけです。どうしてかというと、あまりにもエンジンオイルの性能や品質に関する、詳しい情報が少ないからなんですね。

簡単です。知られたくない商売のネタだから、教えてくれないんですよ。

そこには、石油ビジネスに関わるお金儲けの仕組みなんて話もありそうですが、そういう難しい話は置いといて、本当のところエンジンオイルとはどういうものなのか──どこから来て、どう作られて、どう売られているのか?

そこのところを少しお勉強して、賢いエンジンオイル選びを考えてみましょう。

Part.1 エンジンオイルはどこからくるのか?

エンジンオイルは原油の搾りカス!?

 基本的にエンジンオイルは石油=原油から生まれます。昔は、ひまし油(カストオイル。カストロールの語源)などを原料にした植物油もありましたが、性能は良いものの酸化が早く管理も難しいため、現在でほとんど使われていません。

 ご存知のように原油というのはガソリンや灯油、アスファルトの原料であり、原油を加熱・蒸留することでさまざまな精製物が生産されます。

 これらの成分は気化(蒸発)する温度が異なっており、蒸留の最初にはLPGなどの天然ガスが、そこから温度を上げるにしたがってナフサ、灯油、軽油、重油の順で精製され、最後にアスファルトなどの残油が残ります。

 その中でエンジンオイルなどの潤滑油のベースとなる成分は蒸留の最後の方、重油とアスファルトのあいだの段階で得られます。これが“鉱物油”と呼ばれる理由ですが、言ってみれば潤滑油は、燃料や化学製品に用いる高価値な成分を抜き取った後の“搾りカス”に近いものから生まれているというわけです。

 でも、話はそう単純ではありません。何しろ「石油の一滴は、血の一滴」というほど、現代社会における石油は貴重な存在です。したがって、蒸留後も何度も精製を繰り返して、徹底的に成分を絞り取るわけです。

 エンジンオイルは原油から精製される鉱物油がベースですが、やはり複雑な工程を経て精製されることによって、単純な鉱物油に近い工業用の潤滑油とは一線を画した内容と性質が与えられているんですね。

 エンジンオイル向けのベースオイルは、水素精製あるいは水素化分解(ハイドロ・クラッキング)といった精製工程を経ており、さらにそこにPAOやエステル(後で説明します)を添加した物が高級エンジンオイルに位置づけられています(もっとも、水素精製なんていうのは、石油精製では当たり前すぎる手法なんですけどね)。

 ちなみに水素化分解によって製造されたエンジンオイルには、カタログやパッケージ等に「高度精製」「VHVI」「VHDC」などといった表示があります。

 そういった意味では、現在のエンジンオイルのほとんどは、大きくは鉱物油に分類されるものの、その製造工程から “部分合成油” “半化学合成油”といった物であるという認識で良いかもしれません。

 ただ、日本やアメリカではこれを“化学合成油”と呼んでいるブランドもありますが、ヨーロッパでは認められていないんですね。化学合成油は原料も製造工程もまったく異なった存在だからです。

潤滑油のベースオイルは3種類しかない

 潤滑油のベースオイル(基油)には大きく3種類があります。①鉱物油、②部分合成油、そして③化学合成油です。この中で①と②は原油由来ですね。

 ひとくちに原油と言っても、産地によってその成分や組成は大きく異なり、その種類はおおよそ300種類あると言われています。その中でも主成分である炭化水素の性質によって、北米・東南アジア原油に多いパラフィン系、中南米原油に多いナフテン系、そして中東原油の混合系に分類されています。

 この中でエンジンオイルのベースオイルとして最適なのはパラフィン系です。と、いうか現在のエンジンオイルはパラフィン系が100%と言ってもいいでしょう。ナフテン系はその性格上、エンジンオイルには向いておらず、他の用途で使われる潤滑油のベースになっているからです。

 現在のような精製技術や合成技術が確立される以前は、アメリカのペンシルベニア原油が純度の高いパラフィン系オイルとして有名でした。ペンズオイル(“ペンシルベニアの”という意味のPEN’Z)、クエーカーステート(クエーカー教徒の土地=ペンシルベニア州)と言った、アメリカのエンジンオイル老舗ブランドの名前を聞いたことがある方も多いと思います。

 元々、ペンシルベニア原油は産出量が多くなく、現在ではほとんど枯渇しているため、流通量が希薄です。このため、その名前だけがひとり歩きしてしまい、“ペンシルベニア原油は軍事用や航空宇宙で使われるため、民間には出回らないプレミアム品”というような話が聞かれますが、少なくとも現在は都市伝説のレベルです。

 何しろ現在の航空宇宙関係で使われている潤滑油は、そんな単純なものではないからです。同様に“パラフィン系だから優れている”といったセールストークがあるそうですが、これは根拠になりません。なぜなら、精製技術が確立している現在は、どのような原油からでもパラフィン系のベースオイルを作る事ができ、化学合成油を除いたすべてのエンジンオイルがパラフィン系をベースにしているからです。

化学合成油にも色々ある

 さて、多くの精製工程を経て生産されるエンジンオイルですが、③の化学合成油だけは製法が大きく異なっています。化学合成油は主にガソリン溜分(ナフサ)を原料にし、それらを様々な物質に分解し、使用目的に応じて人為的に合成した純然たる化学物質です。

 このため化学合成油は製造に手間がかかり(しかも日本ではほとんど生産されていないため)どうしても高価になってしまう反面、その性能が自由にコントロールできるので高性能なエンジンオイルにできるというわけです。

 化学合成油はその組成によって大きく5種類に分けられますが、エンジンオイルに使われるのは炭化水素系のPAO(ポリアルファオレイン)と、エステル系のジエステルやポリオールエステルですね(ちなみにブレーキフールドに使うポリグリコールはエーテル系の化学合成油です)。

 前者は化学的安定性と剪断性に優れ、後者は流動性と皮膜保持に優れるが寿命が短いといったまったく異なる特徴を持っており、PAOをベースにエステル系をブレンドして使用するのが一般的です。

 化学合成油の草分けは1970年代に登場したモービルワンです(凍ったバナナで釘を打つCMが有名でした。そのくらい低温でも余裕の流動性がある)。このモービルワンは長らくPAOを使った100%化学合成油として売られてきましたが、現在では1グレード(R35GTR純正指定のRB)を除いて、水素化分解した鉱物油をブレンドしているので100%化学合成ではありません。

 各メーカーが化学合成油(シンセティック)をラインアップしていますが、このモービルワンの1グレードと、モチュールやレッドラインなどの一部レース用にある100%エステル系の製品だけが、100%の化学合成油と言われてきたのです。

 では、その他の化学合成油として売られている製品はインチキなのか?というと、そうではないから困ってしまうわけです。問題は化学合成油の定義にあるんですね。その基準をどこにするかによって、分類が変わってしまうのです。

 次はこのあたり、“オイルの錬金術”と思える潤滑油の規格や成分、販売の実態などについてお話ししましょう。

 

原油の蒸留と成分

 

潤滑油の由来と名称

由    来

名    称

用    途

石油系

鉱油系潤滑油

工業、建設

石油系水素精製

鉱油系高度精製潤滑油

工業、自動車

石油系水素化分解

鉱油系高度精製潤滑油

自動車

石油系ナフサ合成

化学合成潤滑油

航空機、機械作動、電機

植物・動物

油    脂 

食品、工業

天然鉱物

固体潤滑剤

添加剤、グリース

 

このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Twitter
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on BuzzURL
Bookmark this on Google Bookmarks
Post to Google Buzz
Share on Facebook
Share on LinkedIn
Share on GREE
LINEで送る