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2018-0415号 ブレーキメンテのお話

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「ボズレター2018-0415号 BOZZ LETTER Ver.2018-0415
ボズレター2018-0415
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2018年04月15日号
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皆さん、こんばんは!

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┃目次
┃◎ブレーキメンテのお話
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皆様にはご迷惑をおかけしましたが…
台湾のAMPA、行ってまいりました!
オートサロンとは違って、チューニング一色ではないので、
「ワイパー見てもなぁ…」という部分もありましたが、
しっかり収穫はありましたからね!
とある、ウチでもポピュラーな商品の見積をただいま取り寄せ中です。
良い金額が出たら考えましょうね。
モノ的にはしっかりしていると思います。
FIA公認だし…まだなんだかは言わないですけどね。

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◎ブレーキメンテのお話
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さて、今回はインプレッサGDBのM本さんの車両にまつわるお話です。
免許を取得し、憧れのインプレッサGDBを購入したM本さん。
車両に関しての話を聞きたいとボズを訪れたわけですが…
なんか、訳のわからない海外製の、
それもひび割れたタイヤが装着されています。
まずはそこからということでタイヤの発注を頂いたのです。
ハイグリップではありませんが、とても素直な性格で、
なおかつ減りが少なくて雨に強いという優等生のタイヤをお薦めしました。
チューニング屋がタイムばっか気にしてると思ったら大間違いです。
久田に限って言えば、むしろタイムはあくまでも結果。
それよりも日常の使い勝手と、コスト、
安全性のほうがはるかに大事と考えています。

さて…このタイヤ交換の他、
M本さんになにか気になることはないかとお尋ねすると…
「ブレーキの効きが甘いのです」とのお言葉。
久田はいつものように、いや、ブレーキは効きすぎないほうがいいのですよ、
なぜならコントロール性が云々と講釈をたれ始めたのですが…
まぁ、ともあれ乗ってみましょう。
ということでM本さんのお車の試乗をはじめたのですが…
いや、やばいわ、これ。マジで効かねえ!!

フィーリング的には、
マスターバックが効いてないんじゃないかと思うほど
ブレーキの効きが甘いのです。
左足でブレーキを踏みながら、
アクセルでターボのブーストをかけたり、とめたりしてみると、
マスターバックはキチンと働いているようです。
となるとパッドか…。
何やら赤いパッドが入って入るのですが、
見慣れたウィンマックスとは微妙に色が違います。
そもそもウィンマックスのACの3番入れても
こんなに冷間時に効かないことはないし。
温めても全然効くようにならないのです。
これはもうダメだということで、
パッドの交換を行うことになりました。
パッドはいつものアレです。
安価でありながら、冷間時にもよく効きますし、
コントロール性が高く、ローターの攻撃性も少ないし、
サーキットでもそこそこ頑張るという優等生です。
これが何かはボズで久田に直接聞いてくださいね。

同時に、ローターの研磨も行うことになりました。
本当はあまりオススメはしておりませんが、
段付きもさほどではありませんでしたし、
なによりM本さん、まだお若い…
限られたコストの中で仕上げていかなければなりません。
これがS石さんくらいのオッサンになると
「やったほうがいいことならやっといてくれ」と、
ゴージャスなことを言い出したりするのですが…
M本さんがオッサンになるまで、久田頑張れるかしら…
まぁ、オッサンになったら
プチ贅沢なチューニングメニューを発注してもらいましょう。

それよりも、ブレーキホース。
これは何度も言いますが消耗品です。
スウェッジラインの安い方のスチールフィッティングのタイプに交換です。
ぶっちゃけ、純正品とさほど価格変わらないはずです。
M本さんのブレーキホースは純正品だったのですが…
なぜかフロントのホースが異様なテンション。
車体側からストラットまでは比較的ダルダルで、
ストラットからキャリパーまでパッツンパッツンです。
なんだコレ…これは、車高調整メーカーに問題がありそうですね。
Tさんに文句言っておこう。
ストラット側のブレーキホースブラケットの位置がおかしいのです。
GDBの純正ブレーキホースは
ブラケットに固定される部分はかしめてあるので動かせないはず。
(動くよボケ! という方がいたら連絡ください、謝ります)
こんな状況になってしまったなら、
無理にブラケットにボルトで固定しないで
タイラップどめにでもしときゃいいのに…
タイラップじゃ車検通らないだろとか言う人いたら多分それ間違いですから。
普通に通りますよ。
ともあれ、スウェッジライン製のブレーキホースは
ブラケットに固定する部分を自在に動かせますので超便利。
パツパツにならない位置にきちんと固定しました。
車体側のブレーキラインと、ブレーキホースの接続はいつも緊張する部分。
車体側のブレーキラインのネジ山は
錆とホコリでデロデロになっているのが常なので…
丁寧にクリーニングしてから接続します。
当然トルクレンチ使用。
締めすぎてホース側のサークリップ破壊したとかシャレにならないです。
(事実普通にあります)
当たり前の話ですが、
キャリパー側のバンジョウでとめる部分も締め過ぎは厳禁です。
バンジョウの場合、中に流体が通りますので、当然のことながら空洞。
普段の14ミリのつもりでギュウギュウ締めると
ボルト破壊の危険性もあります。
これも目の前で見たことがありますね。
まぁ、普段の14ミリだって締め過ぎはダメなんだけどね!

というわけで無事に完成です。
これでブレーキの効きがダメダメだったら
キャリパーOHかとドキドキものでしたが…
無事にきちんと効くようになりました。

まだお若いM本さんが、安全に走れるように。
クルマを嫌いにならないように。
そしてチューニングも嫌いにならないように。
楽しく車遊びができますように。
心から祈りながら車両をお渡しするつもりです。

前回、エイプリルフールでバカネタを書きましたので、
すこし真面目に日常的なことを書いてみました。
ご自分の車両に不安感、不満感、疑問点のある方はいつでも言ってください。
きちんと試乗して、一緒に問題解決を考えていく所存です。

ということで、また次号でお会いしましょう。

あ、そうそう! アムクレイド走行会。
次回は5月13日です。もう参加申込書来てます。
1.5万円握りしめてボズまで来てくださいね!
例によって楽しいぞっ!

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