2016-0214号 ミッションのお話
BOZZ SPEEDが発行するメルマガ
「BOZZレター」の新着記事をお届けします。
「ボズレター2016-0214号 BOZZ LETTER Ver.2016-0214
発行日:2016.02.14.
ボズレター2016-0214
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ランエボとインプレッサのチューニングとトラブル解決なら!
もちろん軽自動車もハチロクもスポーツならなんでもおまかせ!
BOZZSPEED/ボズスピードのメールマガジン=ボズレター
2016年02月14日号
ウエブサイト http://www.bozz.co.jp/
お問い合わせ info@bozz.co.jp または 048-952-8586
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さん、こんにちは!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
┃◎ミッションのお話
┃◎編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は比較的
気温が高いと言いながらも…
やはり寒いボズスピードから
メルマガをお送りします。
(書いてるの土曜日だからね)
って、日曜日になったら
超生暖かいじゃん!!
ここから、
久田が土曜日に
原稿を書き終わらなかったことが
わかりますね。
くそー、土曜日に
さっさと終わらそうと思ったのに…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ミッションのお話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このところ、
ミッション関係の仕事が多いです。
大体において、
ギアの入りが悪い、
ギア鳴りがする…
バラしてみたら
シンクロだけでなく、
ギアまで大ダメージ…
というパターンが多いようです。
ギアオイルとの相性が悪く、
うちに来て
ミッションオイル交換してしまったら
ギア鳴りが収まってしまった方も多いですが、
それにしてもよほどひどいオイルを
入れていたのでなければ、
シンクロがダメージを受けていることは
まず間違いないです。
オイル交換によって
ギア鳴りが収まってしまった方は、
それはあくまでも
延命措置だと考えてくださいね。
人間と違って、クルマの場合は、
ほとんどの場合自然治癒しません。
直してやらないと直らないのです。
当たり前ですが…
そして、多くの場合、
どんどんダメージは
深刻になっていきます。
シンクロがだめになり、
ギア鳴りをさせながら乗り続けていると、
今度はギアそのものが
ダメになってしまうのですね。
当然修理代金も跳ね上がります。
なんとなくギアの入りが悪い、
抜ける、ギア鳴りがする等の場合は、
なるべく早く車両を持ってご来店ください。
基本的にその場でチェックいたします。
ただ、これは
100%トランスミッションが原因とは
いえないのです。
全く同じような症状は、
クラッチの切れ不良でも起こります。
クラッチは
滑りのトラブルのほうが
遥かに多いですが、
切れ不良というトラブルも
さほど珍しいものではありません。
切れ不良の原因は
クラッチディスクの反り、
曲がり、
フェーシングの剥がれ、
クラッチマスターの不良、
ペダルの不良、
クラッチ配管のトラブル…
など多岐にわたります。
あ、もう一つ有りました。
“クソクラッチを組み込んでしまった”
という原因も経験があります。
レアな車両で、
普段オススメする
HKSやエクセディのラインナップに
その車両の設定がなかったのですね。
そこで普段使わないメーカー
(超有名メーカーですが…)
のクラッチに関して
問い合わせてみたところ…
「某ショップで組んでもらって
良い結果が出ている」
とのコメントを
営業マンから聞きました。
筑波アタックなどにも顔を出す
実力のあるショップさんです。
ならば…と思い組んでみたところ…
クラッチが完全に切れません。
床までクラッチペダルを踏み込んでも
僅かに動力が伝達されてしまっています。
乗れないことはありませんが、
ギア鳴りの嵐です。
メーカーに問い合わせたところ、
「その車両はエア抜きが難しいから、
完全にエアが抜けてないのが原因だ」
とのこと。
それから必死にエア抜きを繰り返し、
専用工具も買い、
ディーラーさんに頭を下げてコツを聞き、
さらに某ショップの店長にも頭を下げて聞き…
それでもだめです。
フルード10缶くらい
使ったんじゃないだろうか…
結果的には、
クラッチメーカーの
「制作の寸法間違えてました」
の一言で代品が届きました。
最低です。
某ショップでいい結果が出ているというのも
突っ込んでみたところ嘘でしたね。
こんなメーカー、
こんなクラッチもあるのです。
それ以来久田は
二度とそのメーカーのクラッチを仕入れません。
当たり前ですね。
話がだいぶそれました、
今回はミッションの話でしたね。
エンジンやサスペンションに比べると、
今の車のトランスミッションは
直す喜びがないというか…
チューニングしづらいというか…
これが、AE86やKP61の時代であれば、
“よっしゃ!
ついでにクロスミッション組むぜ!”
ということになるのですが…
今の車にクロスなんか
ほとんど必要ないですからね…
あ! 今の86、BRZには
良いクロスミッション有りますよ?
バナナ好きのIさん、
大ジャダーにお悩みとのこと、
クラッチ交換のついでに
クロス組みませんか?
って、これは冗談…
まぁ、ついでに何かしてしまう…
という考え方もゼロではないです。
エボ、インプのトランスミッションであれば、
フロントのLSDを組むという手もありますし、
クラッチ交換のついでに
ミッションのOHを
早めにしておくというのもいいでしょう。
ただ、ミッションOHは
時間がかかります。
降ろしてバラして
だめなパーツ洗い出して、
それをメーカーに発注するのですが、
なかなかパーツが入りません。
全て入庫してから
やっと組み始めるという手順になります。
エンジンよりもはるかにパーツ点数多いのです。
たったひとつのパーツが
入らなくてもできませんので…
全てのパーツが揃っていれば丸一日、
かかっても2日で出来る作業なのですけどね。
(ミッション脱着は別です…)
ともあれ、おかしな音、
おかしなフィーリングを感じたら
すぐにボズスピードにご来店ください。
すぐにチェックいたします。
時間がたてばたつほど、
修理代がかさんでいくことを
忘れないで下さいね!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、いよいよ
アムクレイド走行会の申し込みが始まります。
おそらく来週には申込書が届くはずです。
申込多数による足切り…
あるかもです。
お早めに久田までご連絡くださいね。
それではまた次号で!!
読者登録されている間、
新着記事をメールでお届け致します。
万一読者登録された覚えがない場合は、
お手数ですがinfo@bozz.co.jpまでご連絡ください。
BOZZ SPEED/ボズスピード
URL:http://www.bozz.co.jp
メール:info@bozz.co.jp