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2015-0830号 プラグ交換のお話

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「ボズレター2015-0830号 BOZZ LETTER Ver.2015-0830

発行日:2015.08.30.

ボズレター2015-0830

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2015年08月30日号
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皆さん、こんにちは!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
┃◎プラグ交換のお話
┃◎編集後記
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やっと…やっと
涼しくなりましたね!

もう、暑いのは
いい加減に飽きたので、
とてもありがたい気温です。

まぁ、久田はまだいいのですが、
メカニックの立場からすると、
さらにありがたいと
感じているのではないでしょうか。

サロペット大好きな国竹はともかく、
キクチはずっとツナギですからね…
暑いよなぁ。

しかし、ツナギは
お客様の車両に傷を付けないため、
メカニック自身が怪我をしないために
大事なウェアなのです。

ジーンズとシャツで
整備をしているメカニックを見ると
“お、カッコいい!”
と思うこともありますが…
腰のボタンで
車両に傷をつけそうで怖いです。
やはりメカニックの作業着が
ツナギであるのは意味があるのですね。

とくに、最近お役御免ですが、
水平対向のプラグ交換をするときなど、
袖のないウェアで作業しようとすると
火傷する危険性が非常に高いです。
そのためにも長袖が大事なのです。
サロペの国竹はどうする?
という質問も出そうですね。

彼の場合、
耐火性能の非常に高い肉が
腕にみっちりついておりますので
大丈夫のようです…
って、これは冗談。

久田もそうですが、
腕が太すぎ…
こんな時はヤセ型のメカニックが
羨ましくなります。

なにしろ、
インプレッサよりスペースのない
フォレスターのプラグ交換をした時など、
終わったら腕が
血だらけになっていましたので…
ということで、
国竹のサロペ好きは、
腕のクリアランスを稼ぎたい…
さらにはなぜか
(いや、理由わかるから…)
暑がり…
ということが結論で良さそうです。

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◎プラグ交換のお話
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さて、プラグ交換の話が出たところで…
このメルマガでは何度も書いていることですが、
プラグ交換の重要性に関して
少し話してみたいと思います。

最近の車両は、
エンジンコントロール性能の向上と、
スパークプラグそのものの性能向上により、
10万キロ無交換…
まぁ、ほとんど
プラグ交換は気にしなくていいよ?
という車両が多いです。

まず、これは嘘ではありません。
多分10万キロ無交換で走っても、
プラグが原因のトラブルは
まず発生しないと考えていいと思います…
ごく普通に走っているなら…ですが。

まず、大切なことは、
ボズスピードの大半のユーザーさんの使用条件は
“普通ではない”
と考えてください。
えと…これは語弊があるかな…
“メーカーの想定している使い方ではない”
にしておきましょう。

例えば油温。

サーキットを全開で5周もすれば、
車両によっては140度を超えます。
いくら高性能なオイルとはいえ、
音を上げる寸前です。
それゆえ、全開は2周くらいまでとして、
クーリングを入れる、
オイルクーラーを付ける、
油温計を付ける…
というエンジンを守るための行為が
大事になるのですね。

プラグにも全く同じことが言えます。
プラグには、番手というものがあり、
それはプラグの熱しやすさ、
冷えやすさを示しているのですが…
純正装着されているスパークプラグは、
サーキットを何周も
全開で走るような番手にはなっていないのです。

そこでさらに
冷え型のプラグに交換するわけですが…
冷え型のプラグというものは、
かぶりやすいという特性があります。
エンジンの始動性が悪かったり、
ノロノロ運転を続けるとかぶってしまい、
正常な火花が飛ばなくなってしまうのです。
そのため、
一昔前のレーシングカーなどは、
エンジン始動時には焼け型のプラグを使用し、
エンジンが温まってから
冷え型のプラグに交換する
などという事もありました。
(今もあるのかな…不勉強ですみません)

もちろん、こんなことは
ストリートカーにはご法度です。
ストリートカーで
そんな面倒なクルマ乗りたくないし…
あ、余談ですが…
久田がガキの頃、
第三京浜の入口近くに、
ずらーーっとハコスカやら、
セリカやら、30Zやらが
並んでボンネット開けてました。
その周りにはすっげー怖いお兄さんがたくさん。
こわごわ何をしているのか覗いてみると…
キャブのジェット交換してました。
なるほど、
これから第三京浜乗るから、
高回転向けのキャブセッティングに
交換していたのですね。

今、よくよく考えてみると、
キャブだったら
ストリートから高回転まで
イケるセッティングできんじゃね?
という気もしないでもないですが…
まぁ、考え方は同じです。

あー、プラグも交換してたのかもなぁ…
もし、お父さんが昔、
○―○―キャッ○のメンバーだった
という方がいましたら、
お父さんに当時何をしていたのか
聞いてみてください。

話が大幅にずれました。

このプラグの番手の問題ですが、
現在では、冷え型のプラグでありながら、
かぶりにとても強いという
便利なプラグが発売されています。
ボズスピードの定番商品である
HKSのプラグなどがそれにあたります。
久田の経験では、
8番のプラグを装着した
V-pro制御のCT9Aでスキーに行って、
一晩放り出しておいてから
エンジン始動も全く問題ありませんでした。
皆さんも安心して使えるということですね。

というわけで、
サーキット走行などのハードな使い方をするときは、
プラグ交換は
強く推奨されるチューニング
ということになります。
万が一、熱を持ちすぎて
プラグが溶けてしまう
などということが発生すると、
そのままエンジンブローと
いうことにもなりかねないのです。
真面目にサーキットを走ろうと思ったら、
必ず交換してください。

さて、そのプラグの寿命ですが…
さきほど、
メーカーは10万キロと言っていると言いましたが…
ごく当たり前の通勤、
プラスサーキットを年に3回…
というようなボズの平均的なユーザー様の場合ならば、
年1回ほどの交換をオススメします。
「高回転域でエンジンがぐずつくんです」
などというトラブルを抱えたお客様の場合、
まず最後にプラグ交換をしたのはいつかと伺うと、
3~4年前だったりすることが多いです。
そしてプラグ交換をすると
簡単に直ってしまうことも多いですね。
なかには、新車時から
一度も交換していないという
強者もいらっしゃいます。
これ、ダメですから…

また、プラグ交換をすることによって、
エンジンのコンディションの
ある程度のチェックも可能です。
インジェクターのトラブルや、
ガスケット抜け、
ピストンの棚落ち
などの診断も可能になることもあります。
定期的な健康診断の一環として
行ってみるのもいいですね。

最後に、
ダメなプラグをずっとそのまま
使った時の問題点ですが…
異常燃焼などのトラブルはもちろんのこと…
潤滑系に大きなトラブルを
発生させることがあります。
その理由は
このメルマガで何度も書いたことですが、
ミスファイアによって
燃焼できなかったガソリンがオイルパンにたまり、
オイルの粘度を下げてしまって、
潤滑性能が著しく低下して
メタルベアリングを
焼き付かせてしまうというものです。
こうなったらエンジンは終わりです。
そうさせないためにも
プラグは定期的に交換してくださいね。

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◎編集後記
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さて、いよいよアムクレイド走行会です…
って、これを書いているのは金曜日。
発行されるのは日曜日ですから、
もう終わっていますね。
誰も事故らず、
誰も壊れないことを心より祈ります。

あ、あとね…
先日S村様という
メルマガ読者様が来店してくださいました。
なんとこのS村様…
船橋サーキットでS54B
(ハコスカの前のスカイラインですね)
を走らせていたという大ベテランなのです。
う~ん、
こんなベテランの方に読まれているとは…
なんともまぁ、お恥ずかしい…
いやいやいや、
内容は恥ずかしくならないように
頑張ります!

ともあれ嬉しかったです!!!

さて、それではまた
次号でお会いしましょう!!
季節の変わり目ですからね、
お体に気を付けて!!

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