2020-1108号 久田の考える走行会仕様のお話
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2020年11月08日号
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皆さん、こんばんは!
今回は、久田のプチ不幸話からスタートします…
長年使ってきたノートパソコンが、最近ひどく不調になり…
もう、いい加減買い換えるか!と決心したのはいいのですが…
ご存知のように予算的にひどく苦しい…
本来であれば、仕事で使うものだし、
しっかりとしたものを購入するべきなのでしょうが…
アマゾンでノートパソコンを何気なく見ていると、
展示品をお安く販売しているのを発見。
スペック的にもかなりいい感じ…
新品同様って書いてあるし、これにしよう! と、ポチ…
はい、すぐに届きました。
ワクワクしながら梱包を解くと…
これで新品同様??という外見。
うーん…まぁ、動けば何でもいいか。と電源オン。
はい、動きません。
ず~~~っと画面上でウィンドウズの“待ってね”サインがくるくる回ってます。
30分ほどで諦めてメーカーに電話。
ん…決してそれが悪いということはありませんが、
日本語が通じにくい方が対応してくれました。
その方いわく
「メモリの脱着してみろ」
いやいやいや! 購入したばかりでそれは嫌です。
下手をすれば分解したから保証効きませんとか言われる可能性もあります。
拒否したところ、返品、返金で話がついたのですが、
返送したPCが本当に壊れていた場合のみ返金とのこと。
まぁ、それはもっともな話ですが、現実問題ウィンドウズは立ち上がらない…
結局、現在の画面を動画で撮ってメールで送ることで故障の証拠とする、
ということになりました。
しかし、動画をメールで送るって、デカすぎんじゃないかな。
小さ目のサイズの動画にして、メールで送り、到着したら返信くださいと、
別のメールも送りましたが、現在のところ返信なし。
まぁ、いざとなればアマゾンさんに泣きつきましょう。
そして、このメーカーはダメだと、別のメーカーのPCを注文し、
翌日に届いたのですが…これまたエラー連発。
まともにソフトのインストールも出来ません。
サポートに電話をすると、すぐに代替機を送ってくださるとのこと。
そして現在、3台目は普通に動いております…
3回壊れてたらどうしようと思っちゃいましたよ…
毎日バックアップは取っておりますが、
久田のパソコンはお客様の大事なデータがぎっしりと入っております。
今度のPCは元気にずっと動いてくれるといいなぁ…
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◎久田の考える走行会仕様のお話
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さて! 不幸話はこのくらいで、
久田の考える走行会仕様の続きをお話することにしましょう。
前回は、まずオイルクーラー、ブレーキパッドとフルード。
メーター。サス、タイヤホイール、シートとシートベルト…
まで話しましたね。街乗りだったら、もうこれで十分なくらいです。
少し話は戻りますが、
チューニングを行う際に久田が大切にするいくつかの言葉があります。
それは、“壊れにくい、楽しい、コントローラブル、安全”です。
チューニング屋というと必ず出てくる
“速い”という言葉は一番には出てこないですね。
でも、壊れなくてコントローラブルなクルマなら、
速く走らせられるようになると思うのですけどね。
さて、それを念頭に入れて次のメニューを考えますと…
マフラーとキャタライザーです。
これもメルマガでは何度も言っていることですが、
排圧を下げることはパワーアップにも直結しますが、
同時にエンジンの負担を減らします。
速くなる上に、寿命まで伸びてしまう理想的なチューニングです。
見た目もかっこよくなりますし、
サウンド的にもスポーツ心をくすぐるものになるのではないでしょうか。
また、HKSさんのスペックLのように、
軽量さを売りにしているマフラーも存在します。
もうね、財布が軽くなること以外にデメリットまるで無しっ!
まぁ、財布が軽くなるというデメリットが一番大きいと言えば大きいのですが…
マフラーとキャタライザーを交換した後なら、
車種によってはECUのチューニングやブーストアップを考えてもいいのですが…
チューニング屋のセリフとしては問題かもしれませんが、
これ、後回しでもいいです。
ストリートなら別ですよ?
でも、サンデーレーサーを作りたいなら、後回しにしましょう。
それには理由があります。
前回、サスを組み込むという話をしましたが、そこから…
できることなら、なるべく早い段階でLSDを組み込みたいです。
もう、タイヤホイール後回しでもいいです。
もちろん、早く見た目もかっこよくしたいし、
タイムもできれば速いほうがいい、
だからタイヤとホイール早く組みたい…という気持ちもわかりますし、
タイヤでタイムは露骨に変わります。
でもね…なるべくサスがフレッシュなときにLSD組み込みたいのです。
4WDの場合は、前後組み込むとなると、
頭痛がしてきそうな予算がかかりますので、
二の足を踏んでしまうのはわかるのですが、
LSDを組んだときには、サスが抜けてました…
という状態では車両の一番美味しいところを知らずに終わってしまうこともあります。
FFやFRの場合は、
思い切ってLSDの組み込みを早い段階で済ませてしまうことを
一応おすすめいたします。
もちろん、サスやタイヤを組み込んで、
思い切り走り込んだあとにLSDの組み込みをして、
一発走り込んでからサスオーバーホールなんてメニューの方は理想的かもしれません。
LSDの効果を目一杯体感できそうですね。
コツコツ作っていくとか、段階的に…という考えは間違いではありません。
ただ、ほぼすべてのパーツは新品状態が一番性能が高いものだ…ということを忘れずに。
ここまで来ればほぼ完成と言ってもいいです。
壊れにくく、扱いやすく、とても楽しい車に仕上がっていると思います。
サンデーレーサーとしてはですが…
チューニングには正解というものがありません。
どんな形であれ、そのユーザー様が満足していればそれでいいのです。
しかし、壊れやすく、整備性が悪く、
乗っていて楽しくない車両に満足できるとかというと…
それは難しいような気がします。
また、色々なパーツが氾濫している現状では、
つい“これを取り付けたら良くなるんじゃないか”と考えて
購入してしまうことも多いと思います。
もちろん、巨万の富をお持ちならそれでもいいのですが…
メーカー様にぶん殴られることを覚悟で言えば、
車両がまだ出来上がってない状態では…
ターボタイマーは要りませんし、ブローオフバルブも要りませんし、
変なアーシング(最近減りました)も要りませんし、
役に立たない補助ランプ(論外)も要りません。
エアロパーツも要りませんし、大きなウイングも要りません。
カーボンのボンネットも要りませんし、ショートシフトも要りません。
まぁ、これはサーキットをメインに考えた場合ですけどね…
チューニングはお金のかかることも多い趣味です。
優先順位をよく考えて、
一番最短の距離で車両を作っていくことは大切だと思います。
もちろん、ストリートメインなら順番はどうでもいいです。
今回のネタは、自分の存在意義を否定するような要素もあり、
少し悩んだのですが書きました。
それはね…GRヤリスがもうじき来るということも理由の一つですが、それ以上に…
初めてのサーキットで車両を大破させ、どん底に落ちながらも、
もう一度サーキットが走りたいと考え、
清水の舞台から飛び降りるような気持ち(推測)で
33スイスポを購入したS君に捧げる気持ちで書きました。
不屈の闘志というか、打たれ強いというか、記憶力の欠如というか…
ともあれ、良い根性です。
あれに懲りず、二度と同じような事が起きないように、
安全に、楽しく、サーキット走行を楽しんでもらいたいと思います。
Sくんの復活と、生涯にわたる安全を心から願います。
というわけで、アムクレイド走行会で33スイスポをみたときは、
「あ、根性のS君ですね!」
と声をかけてあげてください。
あっはっは!!!
それではまた次号で!
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