002-エボⅨエンジンをオーバーホール!
昨年末、ボズのエボ9はエンジンをOHすることにいたしました。走行距離は2万キロに満たないとは言え、あまりにもハードな使用状況です。センサー類のトラブルもいくつか発生しました。そろそろ疲れてきているだろうと判断したのです。また、オイルに関してのチェックも、再度したかったという事もあります。
ばらした結果ですが…ものの見事にピストンとヘッドにはダメージが来ていましたね。これは、点火系のトラブルが原因と思われます。しかし、メタル、カム、クランクなど、褶動部分のダメージは、ほとんどありませんでした。真夏にツクバ20周とか、無茶したのに…うーん、やるなリキモリ!! 今回のバラシで、またリキモリGT1の高性能ぶりを再確認させてもらいましたね。E原氏のドヤ顔が思い浮かんでちょっとむかつく…ま! いいものはいいということで、ドヤ顔も我慢かっ!
今回は、仕様を少し変更しました。ピストンはCP。コンロッドはキャレロ、ヘッドボルトはARPを使用してます。また、圧縮比を少しいじるなど、細かな変更がかけられています。果たしてどうなるかなぁ…
タービンは、以前と同じTD06-25Gを使用します。GTじゃないとタイムが出ないなんて言った人がいたなぁ…GTは確かにいいタービンですが、TDにはTDの良さがあります。どっちが上で、どっちが下なんてないのにね。
エンジンマネージメントはV-Proでいきますが、これは将来的には変更があるかも…色々と試してみたいものがあるのです。
ともあれ、このエボ9。スペシャルなパーツはほとんど使用していません。コストもなるべく抑えています…って、かけるお金ないし…まぁ、ということは、ユーザーでも、同じ仕様が作れるものってことなんですね。
エアコン、オーディオ付きなのはもちろんのこと、アンダーコートも剥がしていません。ボディ補強? ゼロですね。いつか、もう少し、このエボ9がおばあさんになったら、ドンガラにしてみたいとは思っていますが…今はまだやらないでおきましょう。ユーザー車両と同じレベルで…もう少しやります。
さてさて…この原稿を書いている部屋で、作業場の方からリフトの音がしますね。うん、今、まさにエンジンが載せられているのです。楽しみだなぁ。出来上がったら、慣らしだっ! と、言い訳こいてどこかにぶっ飛んで行っちゃいましょうかね。
お客様と同じく、久田も新しいエンジンが出来るのが楽しみなんです。今回のアムクレイドには間に合いませんでしたが、次回は100%もっていきますよ。その前にスピードスプラッシュのイベントに間に合うかなぁ。HKSプレミアムディは間に合わなかったら切腹か…さて、皆さんにお見せできるように、頑張りますので…応援よろしくです!