2020-0202号 車高調整をどう使いこなすか?のお話
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2020年02月02日号
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皆さん、こんばんは!
寒さがひどかったり、妙に暖かかったり、
気温の差が激しいですが、
お体壊してないですか?
新型肺炎など、嫌な感じの病気も流行っていると聞きます。
手洗い、うがいをきちんとして、
なるべく病気をもらわないようにしてくださいね。
久田も人様とお話することが大切な仕事の一つですので、
休憩時間にはこまめに水を飲む、
定期的に手洗いをするなどのかんたんな予防はこころがけております。
昨年はインフルエンザに掛かって、
来たお客様、業者様に遠くから
「久田今インフルですので、今日はお話できません!」
と叫んだ日もありました。
今年はかからないといいなぁ…
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◎車高調整をどう使いこなすか?のお話
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さて。今回は車高調整をどのように使いこなすか?
というお話ですね。
これはまず、そのメーカーの指定している基準の車高があれば、
それに合わせることをおすすめします。
「俺は車高は低いほうが好みなんだ」とか、
「前下がりじゃないとかっこ悪いよね」的な意見も理解は出来るのですが、
とりあえずその意見は棚の上に上げておきましょう。
ほとんどの方は、その車高調整のサスキットを初めて購入すると思います。
んー、分かりづらいな…
例えば、HKSさんのハイパーマックスⅣ SPを一度購入し、
車高とアライメントをとことん突き詰めて、
好みのデータがすでにある。
でも、バリバリに使い込んでしまって、ヘタってしまった。
オーバーホールしてる時間ももったいないので、
もう一度同じもの買うぜ!という方なら、
好みの車高、好みのアライメントに合わせて良いと思います。
しかし、今回、初めてハイパーマックスⅣ SPを購入する…というのであれば、
とりあえずHKSさんの指定の車高に合わせましょう。
以前使っていた車高調整のデータがどうあれ…です。
ダンパーの硬さに関しては、
調整幅の真ん中あたりで使うことをおすすめします。
ちなみに、ダンパーに関しても、
ある程度の慣らしは必要だと考えております。
ハンドリング特性は、サスが変わればもちろん変化しますので、
その状態ではじめはゆっくりと、
ご自分の愛車と会話を重ねていくと良いでしょうね。
次にアライメントですが、これは各お店さんのノウハウです。
どのようなデータにするかは腕の見せ所…でもあります。
ただ、個人的な意見としては、
どのようなアライメントデータにセットしたかを聞いたときに
「自動車メーカーの指定のデータにしました」と答えたり、
お客様がどのような使い方をするかを聞かないで
アライメントを取るようなお店さんはちょっと頼りない感じがします。
車高調整を大根としますと、チューニング屋は板前さんです。
お百姓さんが丹精込めて育てた大根を活かすも殺すも板前さんの腕次第ですね。
確信に近い推測で話しますと…
腕利きのチューニング屋、クルマ屋さんならば、
新品の車高調整を組んだ直後に、
「このアライメントでバッチリです!」とは、
決して言わないはずです。
腕利きならば、おそらく、
お客様の使い方、希望、使用しているタイヤなどをチェックして、
中庸なアライメントデータにセットすると思います。
また、親切な人であれば、アライメントをどういじれば、
どのようなメリット、デメリットが発生するのかを
説明してくれるかもしれません。
代表的な例で言えば、
「本当はトーをもう少しアウト目に振りたいのですが、
そうすると直進安定性が落ちるのと、
タイヤの片減りも心配になります。
とりあえずこのデータで乗ってみて、
どんな印象かを教えて下さい。
それから再調整をしましょう」
なんて感じです。
久田もこのような親切な車屋でありたいと常日頃から思っていますが…
どうしてもバタバタしており…
「とりあえずこれで行ってみて! 印象は後でラインで送っといてね!」
的な対応になってしまうこともあります…いかんいかん。
さて、店側のするべき努力はこんな感じですが…
次にお客様のするべき努力に関して説明をいたします。
ここまで読んで、
“なんか、しゃこちょーって、めんどくせー!”
とかお思いの方もいるかも知れませんね。
うん…理想的なセッティングを目指したらめんどくさいですねえ…
でも、世界であなただけのスペシャルセッティングを求めようとすれば、
面倒なことくらいなんでもないのではありませんか?
話を続けます。
お客様は、その仮組みしたサスの印象を
なるべく正確にお店側に伝えることが大切です。
アンダーだ、オーバーだ…じゃ、ぜんぜんわかりません。
アンダーを感じるのであれば、
それがコーナーの進入時なのか、出口なのか?
そのときにブレーキは踏んでいるのか?
アクセルは踏んでいるのか?
踏んでいるなら、何%くらい踏んでいるのか?
ステアリングの切り角はどのくらいなのか?
ギアは何速なのか…
更に言うなら、上り坂なのか、下り坂なのか、フラットなのか…
これらを正確に伝えてくださると、
セッティングの方向性を見つけやすいのです。
もちろん、一般路でレースまがいの走行をすることは
絶対におすすめできません。
安全なサーキットなどで試してみるのが良いでしょう。
さらに言うなら、
いつも久田が騒いでいるアムクレイド走行会。
これに参加していただけますと、現場に久田がおります。
かんたんなセッティングなら、現場で変更して、
さらに走り、その結果を踏まえてさらにセッティングを重ねる…
ということも可能なのです。
久田がなぜ、この走行会を強くおすすめするのかが
わかっていただけると思います。
くどいですが、車高調整式のサスは、買ってきただけでは、
生の大根みたいなものです。
そのままかじってもまぁ…悪くはないかもしれませんが…
ぜひともきちんとした板前さんの料理した
美味しい大根料理を食べてみてくださいね。
それではまた、次号で!!
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