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2019-0929号 それ本当ですか?というお話

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ボズレター2019-0929号 BOZZ LETTER Ver.2019-0929

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2019年09月29日号
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皆さん、こんばんは!

ラグビー、勝ちましたね!
過去10戦、全敗だったアイルランド戦での1勝。
素晴らしいことだと思います。
実は、今は土曜日の夜7時なのですが…
今夜は帰ってゆっくりニュースでも見ながら
ウイスキーを飲みたいと思います。

実は久田…ほんの少しだけラグビーの経験があるのです。
経験があるってほどでもないか…
高校時代、アメリカンフットボール部に在籍していたのですが、
久田が3年になったときに、人数不足により、自然に消滅。
体力有り余っていた頃ですから、少し身体を動かしたいと、
友人の多かったラグビー部の練習に顔を出していたのです。
ボールの形も似たようなもんだし、そこそこいけんじゃね?
などとクソ甘い考えでいたのですが…
完全な防具に守られたアメリカンフットボールと違い、
ラグビーはほぼ防具なし…恐ろしいスポーツですね。
当時は、気絶したらやかんから水を掛けるという
超野蛮なことをしてましたし…
ラグビーがどれほど恐ろしいかは、
例のO秋さんに聞くと良いでしょう。
あの方はガチラグビー部です。
O秋さんの恐ろしさが、
どのように形成されたかが少しわかるはずです。

って、全て冗談ですからね!

ともあれ、日本チームの勝利を心からお祝い申し上げます。
おめでとうございます!

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◎それ本当ですか?というお話
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さて、今回、少し精神論的なことをお伝えしたいと思います。

よく、自分に自信を持て!という言葉を耳にします。
たしかにとても大切なことです。
練習や、訓練を重ねたことが自信に繋がり、
そして自分の持つパフォーマンスを余すことなく引き出すことができる…
ということにも繋がっていくのでしょう。

ただ、逆に、自分を疑う…これも同様にとても大切なことだと思うのです。

例えば…サーキットでピットに入り、リアのダンパーを2段硬くしてみた。
するとタイムがコンマ4秒速くなった!
よし、リアのダンパーはこの硬さがベストだ!
って、これ…本当ですか?

ダンパー以外の全ての要素はピット・インする前と同じですか?
ダンパー以外は何も変えてないのだから同じだ!
はい、これは怪しいです。
タイヤの空気圧は常に変化します。
ブレーキの温度も同様です。
路面温度だって急激に変わるかもしれません。
単純にドライバーの慣れということも考えられます。
本当にたくさんの要素があるのです。
ダンパーを2段硬くしたらフィーリングが良くなった。
タイムも上がった…ならば、もう一度ダンパーを2段柔らかくしてみましょう。
そして、固くする前と同じフィーリング、
同じようなタイムであることを確認しましょう。
ここまでやって、初めて、2段硬くしたことが、
今日は良い結果となった…と言えるのです。

なにか良い結果が出たときは、必ず全てを疑いましょう。

これが車高の話になると、もっとシビアです。
フロントの車高を5ミリ下げたら、こうなった…ああなった…
いや、それ本当に車高で変わったのですか?
殆どのサスペンションは、車高をいじるとアライメントも変化します。
車高を下げることによって、トー値が変化して、
その結果、フィーリングが変わったとも考えられるのです。
少しでも正確なデータを取りたければ、
車高をまず変え、そしてトー値を車高を変える前と同じデータにして、
それからテスト走行をするべきです。
また、トー以外にも、
例えばキャスター値は車高を下げた場合はほぼ間違いなく立っています。
キャスターとは何なのか、
なぜフロントの車高を落とすとキャスターが立つのか、
これはここで説明し始めると長くなるので店に聞きに来てください。

模型を使って1分で理解できるようにいたします。

また、スプリングの硬さを変えたときも同様です。
同じメーカーのものに交換した場合は、きちんと同じ車高にして、
同じプリロードで使えば良いのですが、
スプリングのメーカーが変わった場合は、
そのメーカーの特性で変化が生じた可能性もあります。
A社のスプリングは初期からリニアにレートが立ち上がるので
フロントに使うとレスポンスが向上する…とか、
B社のスプリングは初期の動きが柔らかいため、
リアに使うとトラクションが掛かりやすい…などという話もよく聞く…
もとい、久田が現場でテストしてそのような結果になりました。
同じレートでも、メーカーによってこんなにフィーリング変わるのか!
と驚いた記憶があります。

これはお客様が悩むことではありませんが、
エンジンのセッティングも同様です。
こうしたら、こうなった…と決めつけることはとても危険です。
V-proなどは別ですが、
純正ECUを書き換えてセッティングを取っている場合、
様々なフィードバックや補正が入っている可能性があります。
いくら「ここしかいじってない」と言い張っても、
そのデータがそのまま読み込まれ、出力されているとは限らないのです。
点火を進めすぎて、
ノックリタードが入って実際には点火時期が遅くなっている事などはその代表ですね。
あ、ちなみに、V-proでも、補正はきちんと入ります。
ただ、それはチューナー自身が設定したものですから、わかりやすい…
純正は、どんな補正が入っているのかわかりにくいことがある。
という意味です。

と、このように、決めつけない、疑ってかかる…
ということは時としてとても重要です。
もっともっと単純なことを言えば、
お客様の車両のホイールナット。
間違いなく昨日締めた。
でも、納車前にもう一度トルクレンチ当てておこう…という考えは、
安全のためには役立つと思うのです。
ダブルチェック、トリプルチェックを行い、
リスクを少しでも減らす。これが私の仕事です。

さて、今日は珍しくメルマガ早く書き終わったぞー!
N山も、色々忙しいようで、
いつも遅い時間になってしまって迷惑をかけているのです。
今日は早く休んでもらえるかな。
俺は明日もあさっても仕事だけどね…って、
仕事いっぱいなのは、とってもありがたいことです!
まだまだ頑張ります! それではまた次号で!

追伸
アムクレイド走行会。お早めにお申し込みください。
今日現在で7台申し込みがありました。
S石オヤヂはバックレてます。
ったく…本当に今回は急がないと入れませんよ!

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