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インプ&エボ&レガシィOWNER必見!ECUを考える

ECU01

刀匠が登場する時代劇を見ていると…「この刀を見てみれば、作った人間の性根がわかるのだ! 下劣な人間が作った刀は下劣なものになるのだ!」 みたいなセリフが出てくることもありますよね。さすがにこれはピンときません。そんなものなのかなぁ…という感じです。

ところがこれがECUのデータとなると話が変わってきます。好むと好まざるとにかかわらず、色々な方の作ったデータを見る機会が多いのですが…さすがにこれは勉強になります。あぁ、なるほど、こういう考え方かぁ…と唸らせてくれる一流チューナーも多いですね。

話は少しそれますが、久田は自分の店を持つ以前は、HKS○西というショップにお世話になっておりました。もうね、一ヶ月に3回も奈良まで行きましたよ。M井さんの作った63Bはそれはそれは速くて楽しくて…チューニングって、こんなに素晴らしいことなんだ、と思わせてくれましたね。思えば、あのランタボを作らなかったら、久田がチューニングにのめり込むこともなく、ということは、ボズスピードも無かったということになるかもしれません。てことは…ボズの生みの親はM井さん?? うはww やかましいわボケ! お前なんか産んでないわっ! と、また怒られると思います…頭の上がらない大先輩の一人ですからねえ。怖い怖い。

話を続けます。M井さんにセッティングしてもらったランタボを乗りながらボズを立ち上げたわけですが…比較的早い段階で当社はHKSパワーライター店になりました。はい、みなさんもよくご存知のV-Proの前身とも言えるPFC F-CONの書き換えができるようになったのですね。ということはだ…M井さんの作ったロムの中身も当然見れるわけです。その時代にはプロテクトって無かったですからね。

ここからの話は、過去に何回かしましたが…久田、このROMを封印致しました。絶対に見ない。見たら絶対に影響される。てかコピー作りたくなる。もうね…緒方恵美さんの声で“読んじゃダメだ! 読んじゃダメだ! 読んじゃダメだ!” と叫びたいくらいなもんでしたよ。

んで、苦節2年。これなら文句ねえだろぉ! と、思える拙いROMが出来上がりました。当時の自分としては完璧に近いつもりでしたが、今から思うと、後ろから近づいて、後頭部ぶん殴ってやりたいですね。甘いぞ32歳の久田!! クソガキがっ!

で、封印を解き、ついにM井ROMの中身を見る日が来ました。ドキドキです。ひょっとして、すげえ似てたらどうしよう、ひょっとすると、俺ってばM井さんに近いレベル? なんてクソバカなことを考えながら読み込んでみると…なんで?? なにこれ?? ぜんぜん違うwww 全く、物の考え方が違いました。さすがに2年間必死になってやって来ましたので、どういう意図でM井さんがこのデータを作ったのかはわかります。でも、当時の久田とは100%ものの考え方が違ってましたねえ…

ともあれ、それから何100台ものランタボをセッティングしましたが、データは全て久田オリジナルのものがベースとなっています。ポンプも、インジェクターも、FCD(フューエルカットディフェンサー…懐かしいっ!)のセッティングも、デスビの改造と点火時期のセットも、全て久田のデータがベースになっていましたし、今更変える気はなかったですね。大バカなりに、2年間してきたことを無駄にする気はなかったです。パワーライター店になった瞬間にあのデータを盗み見ていたら、おそらくエンジンのセッティングとはなんぞや? ということも覚えずにくだらない人生を歩んだかもしれません。

さてさて、だいぶ話がズレてしまいました。元に戻しましょう。ECUのデータに関してですね。

時々、ご自分で作られたとか、ショップではないどこか…で作られたとか、お友達に作ってもらったというデータを拝見することがあります。これは…ほとんどの場合、“今まで壊れなくてよかったですね” というデータであることが多いです。中にはノッキング出しまくりで走ってきたエボⅩもあったり…

時々お客様に言うのですが、処方箋なしでいろいろな薬を混ぜて飲めますか? ご自分で注射できますか? と聞くとほとんどのお客様は「怖くてできませんね」とお答えになります。でも…クルマにはやってしまうのですよねえ。クルマは痛いと言いませんからね。でも、ご自分でいじるということは、自分で自分の体に注射するようなものだと思ってください。正しい知識と経験があればいいのですが…

話を進めます。このECU、作った人間の性格が出ると言いましたが、最もそれが顕著に現れるところといえば…久田の場合は、ビビリだということでしょうか…とにかく、基本的に怖がりです。はい、ジェットコースターも乗れません。お化け屋敷大嫌いです。なんでお金払って怖い思いしなきゃいけないのよ。

セッティングにこのビビリ体質が思いっきり出ます。ブーストのリミッターは最低限しか上げません。時々、とんでもない値になっているものを見かけますが、アクチュエーターを作動させるためのホースに亀裂入ったらどうするんだろう…エンジン壊れますよね。点火にしても燃料にしても、バルブタイミングにしても…とにかく壊さない方向でセットします。

でもね…もちろん速くならなきゃお客様は満足してくれません。このあたりのさじ加減で胃が痛くなるわけですよ。お客様の中には、厳しい方も当然いらっしゃいます。セッティング後の車両にロガーを取り付けて、どこがどのくらい速くなったのかとか、その時のA/Fの値などをきっちりチェックされる方もいらっしゃるのです。当然、ごまかしは効きません。真剣勝負ですね、これは。

その結果…お客様に「良くなったよ」と言われた時の喜びときたらもう…用もないのにN山に電話して自慢話をしちゃうくらいのもんです。忙しいのにごめんよN山。

ということで今日も久田はチマチマとECUのデータをいじります。ボズスピードには、基本のスタート地点となるデータは有りますが、吊るしのデータは存在しません。そのまま入れて、ハイ終了というデータはないのです。お客様の車両1台1台にピッタリの、そして、そのお客様の使い方にピッタリと合うデータを作り上げようと努力しています。そして、その作り上げるデータは、全て実際に走行しながら作るものです。シャシーでバーン! と回して、はい何馬力! というデータではないのです。パーシャルからスパッと踏み込んだ時のレスポンス。ストール寸前の低い回転でのフレキシブルさ。始動性。渋滞路での扱いやすさ…これらはみなシャシー上ではチェックできないポイントです。シャシーは確かに便利な道具ですが、簡単に言ってしまうと、ラーメンに塩分が何グラム入っているかを正確にチェックする道具なのです。

塩分の量がわかることももちろん大事です。でも、塩分量と美味しさ。どっちが大事ですか?

まだまだ未熟ではありますが、これからも精進し、愚直ながらも前進していきたいと思います。こんな考え方のECUでも良いと思われるなら…ぜひとも久田にご相談ください。じっくりと、納得していただけるまでご説明差し上げます。

最後に、お客様の一人であるS様より頂いたメールをご紹介したいと思います。

明るく、温厚なS様は、ドライビングのレベルもとても高く、久田にしてみれば手強い…もとい、とてもやりがいのあるお客様です。同じ車両の高年式車に乗り換え、2度目のECUチューンをご依頼いただきました。嬉しかったですねえ…

以下の文章は、お名前以外S様から頂いたメールの原文のままです。ご本人に承諾を頂いて紹介させていただきます。

ボズスピード
久田さま

お世話になります。
Sです。

ご報告が遅くなりましたが、日曜日にFSWに行ってきました!
結果は、すごくイイ!!!です(*^^*)

ストレートでのトップスピードは前回の235km/hから244km/hへ大幅アップでした!
残念ながら60台同時コースインの大混雑の中での走行だったので
タイム更新までは行きませんでしたが、トップスピードは過去最高速でした!

各種データは添付ファイルに記載しましたが、走行中のデータにも特に異常はなさそうですのでまずは、この仕様で少し走りこんでみようと思います。

ただ、最終的な目標(500psのエボとしっかり勝負するためには(^^ゞ)には、
もうワンランクアップを目指して行きたいと思いますので
また相談に乗って下さい。

少し効率に問題がありそうなマフラーは、早めにタイミングを見て交換しようかと思っています。

その時にエアクリやるのか、さらにタービン、前置きICまで行かないと足りないのか
などなど、またご相談にお邪魔しますので、お相手して下さい(*^^*)

ひとまず、ご報告とピカイチのクルマにして頂いたお礼まで

ありがとうございます!!
これからも頑張ります!!

株式会社ボズスピード
久田泰之

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