2021-0425号 ポルシェと同じバンドとグリスのお話/GRヤリスのお話/アムクレイドでできるサスのセッティングのお話
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2021年04月25日号
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皆さん、こんばんは!
緊急事態宣言…でましたね。
今回はさらに厳しい内容。
酒類が出せない、休業しなければならない飲食関係のお店の辛さは
想像もできないほど激しいものなのでしょう。
しかし、保証の話もニュースで見ましたが…
飲食店などだけに保証すればいいってもんじゃないですよね。
そこに食材を卸している業者の方など、
関わる全ての業種の方が厳しいことになると思うのですが…
前にも書いたと思うのですが、
コロナを見事に抑え込んだ台湾に比べて、
日本政府の対応が後手後手に回ったことが原因でしょう。
どっかの国のエライさんを呼ぶことを
なかなか諦められなかったことが原因だと久田は邪推してしまいますが…
また、先日電車に乗っていたところ…
サラリーマン風の3人組が、ずっと楽しそうに歓談しておりました。
ここは居酒屋かよ…というレベルです。
また、声が大きいんだ、コレが。
彼らに酒が入ったらどうなるか、容易に想像できます。
さらに、酒類を売る店を求めて他府県に移動する人々もいるでしょうし…
まだまだコロナは収まらず、そして広がっていきそうです。
壊滅的な状況になる前にワクチンの効果が出ると良いのですが…
さて、愚痴ってばかりだとまた文字数がどんどん増えてしまいますね。
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◎ポルシェと同じバンドとグリスのお話
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本題行きます。
相変わらず、ドライブシャフト系のトラブルは多いです。
これは距離、年月ももちろんそうですが、
ガンガン走るお客様の場合、致し方のないことです。
また、うっすら言いづらいことですが、
チューニングカーの場合、ディーラーさんに行かず(行けず?)、
車検にしても“通すだけ” 的な業者さんで取ってしまうことが多いことも
原因のひとつだと思われます。
オイル漏れ、グリス漏れは基本的には車検をパスできませんが、
洗浄してしまえば短時間ならごまかせることも多いのです。
洗浄してごまかせるのなら、業者側の手間もかかりませんし、
ユーザーもコストを低く抑えられます。
ウィンウィンでハッピーなことになり、
そして最終的にはドライブシャフトのジョイントが逝ってしまって
交換に大きな費用がかかったり、
折れて大問題になることも珍しくありません。
もちろん、ドライブシャフトだけではありません、
オイル、グリスは必要だから入っているのです。
エンジンブロー、ミッションブローなど、
深刻なトラブルを発生させてしまうことも珍しくないのです。
ボズスピードでは、車検時はもちろんのこと、
オイル交換時に、下回り点検を行います。
点検リストにはブーツ関係もあり、
グリスが漏れていたり、ブーツが切れていると久田がわぁわぁ騒ぎ出します。
だって、ほっといたらエライことになりますし…
ジョイントから音が出ているような場合や、
お客様の時間がない場合は
リビルド品のドライブシャフトを使用することが多いですが、
ブーツ交換の場合は、当然ばらしてブーツとグリスを交換します。
で…このグリスと、ブーツを止めるためのスチールバンドを、
この度、思いっきりアップグレードいたしました!
なんと、ポルシェに指定されているバンドとグリスです。
実はこのグリスの性能はずっと昔から知っていたのですが…
コストと、入手の難しさから使えなかったのです。
確かに高価ではあるのですが、そうは言ってもグリスです。
お客様の負担はそれほど大きくはなりません。
(トータルで2000円ほどアップです。
もちろん、一般的なバンド、グリスも在庫しております)
また、バンドは、金属製のタイラップ状の通常のものから、
構造上絶対に滑らない物に変更いたしました。
高価な専用工具が必要で躊躇していたのですが、工具も買いました。
バンドが緩んでブーツがカパカパになる心配もぐっと減ります。
ということで、地味な部分ではありますが、
日夜作業のクォリティを上げるべく努力しております。
お客様のクルマライフが安全で、楽しいものになることが久田の願いです。
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◎GRヤリスのお話
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さて、2つ目のお話ですが…ボズにやってきたGRヤリス。
やっと慣らしも終え、全開で踏めるようになりました。
もう、インプレなどはみなさんも飽きるほど読んでいる、観ていると思いますが…
久田が感じたことをいくつかお伝えします。
まず、エンジンパワーに関してですが、
テンロクのターボとしては素晴らしく速いです。
ただ、ボズのお客様に多いエボ、インプに乗っている方からしてみると…
まぁ、こんなもんか。と感じてしまうかもしれません。
テンロク3気筒だもんねえ…
ハンドリングに関しては、素晴らしく軽快です。
それも当然の1280キロ。軽いですよね。
この重量はGC8インプレッサと同じくらいです。
無茶苦茶な話ですが、GC8をワイドボディにして、
ぶっといタイヤを履けるようにして、
VABのエンジンとブレーキを組み込んで、
さらに前後のトルク配分を自在に変更できるシステムを組み込むと…
GRヤリスっぽくなるかもしれませんって…無敵じゃん、これ。
シート位置が高すぎてペダルとの位置関係が良くないとか
(シート変更すればOK)、
アイドルストップがエンジンを始動するたびにオンになっててうざったいとか
(キャンセルするデバイスがもう出てます)、
HKSさんがなかなか硬い方の足を作ってくれないとか
(昨年末からオーダーしてんのに)、
LSDの選択肢が少ないとか
(しばらく我慢すれば色々出そう)、
いろいろ細かい不満はありますが…
結論を言えば…ボズのお客様が買って損はないクルマです。
エボ10も、VABももう新車が買えない今となっては、
ヤリス一択かもしれません。
もちろん、3ドアでも良いという方でなければだめなのですが…
そう考えると、エボ、インプの
4ドアであったという偉大さを再確認させられますね。
ファミリーカーとしても、スポーツ用途としても使い勝手が良いですから。
これから、色々なパーツが発売されると思います。
久田の独断と偏見でチョイスして仕上げていくつもりですが、
とにかくユーザー目線であることを最大の目標とします。
耐久性の著しい低下、莫大なコスト、日での使いにくさ…
これらをとにかく回避し、日常の足として使えて、
サーキットでスポーツ走行しても壊れなくて速い。
そんなクルマにしてゆきます。
少し時間がかかるかもしれませんが、
待っていてくださいね。
コツコツやりますので…
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◎アムクレイドでできるサスのセッティングのお話
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さて、サーキットと言えばアムクレイド走行会始まります。
コロナに関しては、昨年同様に、密にならず、ドラミも閉会式もオープンエアで、
間隔を開けて行います。
個人的には、無人島にいるよりは危険度高いけど、
電車に乗るより安全…レベルではないかと思います。
全員で気をつけて、安全に楽しみましょう。
そのアムクレイドですが、
ご存知のように長時間走れるイベントです。
せっかくですから
“サスセッティング” というものを体験してみるのはいかがでしょうか?
サスペンションのセッティングと言うと、
車高の調整、アライメント調整、スプリングレートの変更…
など、色々項目がありますが、
いきなりはちょっとハードルが高いです。
もちろん、現場でやれと言われれば久田がやりますが…
ここは、ご自分でできる事を考えてみましょう。
まず試してもらいたいのは、タイヤのエア圧の調整。
そしてダンパーの硬さの調整です。
あ、もうひとつ大切なものがありました。
それは、30分間の間、
ひたすらぐるぐると走りたいという気持ちを抑える心の強さですね…
まず、走行前のタイヤの空気圧を測ってください。
そして、コースインして、2周め、3周目をアタックしてみましょう。
4周目にクーリングしてピットイン。
そこでまた空気圧を測ってください。
そのデータを持って久田を探してください。
同時に、走行したときのフィーリングを忘れずに。
私が試していただきたい調整後空気圧をお伝えしますので、
調整後にコースインして、もう一度同じことをしてみましょう。
実質的な走行時間が25分として、
効率よく動けば3セットはこれができると思います。
調整前とフィーリングがどう変わったのかを必死に探りましょう。
それから、タイムシートを取りに行き、ラップタイムがどう変わったのか。
ラップと自分のフィーリングはシンクロしているのか。
それを考えていきましょう。
タイヤの空気圧の美味しいところが見つかったら、次はダンパーです。
これも、コースインするときのダンパーの硬さをしっかりと把握して…
タイヤと同じことをします。
コースをひたすら周回して慣れることももちろん大事ですが、
自分の車両のどこをどういじったら、
フィーリングがどう変わるのかを覚えることは、
ものすごく有意義なことです。
きっと、どんどんスキルとタイムがアップしていくでしょうね。
「そんなことよりガンガン走りたいんだ!」
と言う気持ちもわからないではないですが…
まだまだ先の長いクルマライフです。
いろいろな楽しみ方を覚えるのも良いと思いますよ?
また、このデータが揃っているお客様の車両ですと、
後日ボズでサスをいじるときに方向性がとても決めやすいです。
スプリング交換やら、アライメントやらも具体的な相談ができると思います。
間違いなく、クルマがどんどん良くなりますよ?
ぜひともお試しください。
さて、早出してメルマガ終了!!
今日も全開で作業します!
GWは、定休日と合わせて、3日から7日までお休みをいただきます。
シャッター閉めて中でゴソゴソやってるかもしれませんが…
アムクレイドのお申込みをされたい場合は、なるべくGW前にご連絡ください。
すでにだいぶ埋まっているという話も…
次回は、
”インタークーラー交換ではない、パイプ交換だ“ と、
”あるはずのものがない…“、
そして、”タービン交換前哨戦、フロントパイプ交換“
の3本をお送りします!
それはでまた次号で!!
追伸 めちゃくちゃ長くなってしまった…
BOZZ SPEED/ボズスピード
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