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2020-0302号 エンジン系チューニングのイロハのイのお話

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ボズレター2020-0302号 BOZZ LETTER Ver.2020-0302

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2020年03月02日号
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皆さん、こんばんは!

(N山の勘違いで発行日が1日ずれてしまったことをお詫びします)

まず…残念なお知らせがあります。
4月5日のアムクレイド走行会は中止となりました。
本当に残念なのですが…
コロナウィルスの蔓延が収まってから仕切り直し…
という形になります。
方針が決まり次第、皆様にお伝えいたします。
一日も早く、この厄介な病気が収まることと、
不幸にも発症してしまった方の回復を心からお祈り申し上げます。

先週から今週にかけては、ホイールと車高調整祭りでした。
その中のひとりのお客様で、
全く同じインセット、幅の状態で、
鋳造ホイールから鍛造ホイールに交換された方がいらっしゃるのですが…
明らかにハンドリングが良くなったとのコメントを頂きました。
久田がいつも言っている、
“ホイールはドレスアップパーツではなく、チューニングパーツである”
という意見が実証されたようで嬉しかったです。
軽量、高剛性ホイール…思っているよりずっと効きます。
彼女さんとホイールは顔よりも性格重視で!!
って、これセクハラ??
いいや…判断は編集のN山に任せたっ!

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◎エンジン系チューニングのイロハのイのお話
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さて、本年初頭から、
過去のネタかぶりを恐れずにチューニングの基本を解説する…
というポリシーでメルマガを書かせていただいてますが…
今回のネタはエンジン系チューニングのイロハのイ。
排気系のチューニングの話をします。

排気系のチューニングと言うと、まず思い浮かぶのがマフラーですね。
見た目も音もかっこよくなりますし、
これで性能が上がれば文句なしです。
それでは、マフラー交換で本当に車の性能は上がるのでしょうか?
って、これは言うまでもないですね。
めちゃくちゃ上がります。
きちんとした製品を使えば…という条件付きですが、
おそらくお客様が思っている以上に
ターボ車のマフラー交換は効果があります。

また…久田はマフラー売りたいからそんな事を言っているのだろう。
実際にマフラー交換してみたけど、
そんなびっくりするほど速くなってねーし…
というユーザー様も多いかもしれません。
もちろん、びっくりするほど速くなった…
と感じるユーザー様も多いのですが…
あまり速くなってないと感じるユーザー様がいらっしゃるのには、
いくつかの理由があります。
まず、もっともありがちなのは…
効率の良いマフラーを装着していない…これです。
マフラーを制作しているメーカーはたくさんあります。
大メーカーから、通好みのメーカー、ショップのオリジナル、
わけのわからない通販専門品…
もちろん、大メーカーのものでなければ高性能ではない。
という結論にはなりません。
久田が懇意にしていただいているマフラー職人さんも、
個人でマフラーを作成しておりますが、
素晴らしい出来栄えのものを作っています。
しかし、なんだこれ…というマフラーもいまだに多いのです。
明らかに太さの足りないパイプを使っていたり、
意味不明の絞りが入っていたり、
太さは十分なのに、なぜか全然パワーが出せないものなどもあります。

こんなものが出回る理由はいくつかあるのですが…まずは価格。
安かったからとりあえず買ってみた…といういつものセリフですね。
なんでこういうモノを買ってしまう方って、
“とりあえず”って言葉が好きなのでしょう。
多分心のなかではダメなんだろうな…と思っていらっしゃるのでしょうね。
人と同じものは嫌だ。個性的なマフラーを購入したい…
という考えも、ハズレを引いてしまうことがあるかもしれません。
数が多く出回っているということは、
それだけ個性的という魅力からは遠ざかってしまうのですが…
同時に、十分な性能が出ていなければ
多くの方々が不満の声を上げる。
ダメマフラーだという情報が早く広まるということでもあるのです。
また、一部の方がいまだに主張する
“マフラーは太くしすぎるとトルクが落ちる”
という迷信もダメマフラーを選んでしまう原因になりがちです。
ターボエンジンの場合は、
排圧はとにかく低いほうがメリットがあります。
根拠のない迷信に踊らされないようにしてくださいね。

結局、面白みには欠けるのですが、
信頼の置ける大メーカーのものを選んでおくのが
一番安全というのが久田の意見です。
どこのメーカーかは書きませんが、
某○○○の一部のマフラーに、溶接の欠陥が判明したとき、
そのメーカーは速攻で改良されたパイプを送ってくれました。
こんな対応もありがたいことですね。

ただ、同じメーカーのものでも、
性格が違うものがいくつかラインナップされていることがあります。
どのマフラーが自分に一番合っているのかは、
信頼の置けるショップさんで聞くことが一番良いでしょう。
こんなマフラーが欲しい、こんな使い方をしたいという話を
きちんと聞いてくれるショップさんが良いでしょうね。
初めて行ったショップさんで話をする前に、
「これしかないよ」と言われたら、
そそくさと帰ってきたほうが良いかもしれません。

さて。
まともなマフラーに交換をすれば間違いなく性能は上がるということは
久田は保証しますが…実はこれ、単なる序章に過ぎないのです。
もう、何度も書いたことなので、簡単に書きますが、
マフラー交換によってエンジンの性能が上がるのは、
エンジンの負担が減るからなのです。
なぜ負担が減るのかは、
メルマガのバックナンバーを読んでください。
しつこめに書いた記憶があります。

そして、この負担が減るということは、
エンジンの寿命が伸びる、燃費が良くなるなど、
良いことづくめなのですが…
この先のチューニングメニューである、
ブーストアップをしたときの余裕がたっぷり生まれる
ということにもつながるのです。
最近では、ノーマルマフラーのままブーストアップをしてくれ…
というお客様はだいぶ減りましたが、
いまだに時々いらっしゃいます。
音量的な問題があるから、という方もいらっしゃいますが、
例の…「マフラーを太くするとトルクが細くなる」という考えから、
マフラーはノーマルにしたい。
でもパワーは欲しいからブーストあげたい…
という考えになるようです。
これ、エンジンにめちゃ負担大きいです。オススメしません。

話を元に戻します。
排気系のチューニングを行って、
エンジンにゆとりをもたせた車両は、
ECUセッティング、ブーストのコントロールの際に、
よりパワー志向のセッティングが可能になるのです。
その差は絶大です。
もちろん、控えめなブーストにしておき、
パワーアップとロングライフを両立させるという考え方も良いでしょう。

ということで、マフラー交換は、きちんとしたものを装着すれば、
良いことばかりが起きる…ということになります。
財布が軽くなるというデメリットはありますが…
さらに! 付け足しのように書きますが、
スポーツキャタライザーへの交換。
これはマフラー交換と同程度の性能向上が得られると思ってください。
つまり、マフラーとキャタライザーを交換すると、
さらにイケイケのセッティングが可能になる…
ということでもあるのです。

最近は静かなマフラーも多いです。
軽量を売りにしているマフラーもあります。

お客様に一番ぴったりなのはどんなマフラーなのかを
必死に考えてオススメするようにいたします。
いつでも気軽に相談に来てくださいね。
このメルマガに書ききれない裏話なども交えてお伝えできると思います。

さて、それではまた次号で!

とにかくウィルスには気をつけて、
手洗い、うがいは必須ですよ! 

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