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2018-1209号 引き続き異音のお話

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ボズレター2018-1209号 BOZZ LETTER Ver.2018-1209

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2018年12月09日号
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みなさん、こんばんは!

寒さが厳しなくなってきましたね…
ボズの工場は寒いぞぉ…
まぁ、財布と仕事場は寒いですが、
心だけは熱く保って頑張っております。

昨日は、オヤヂ飲み会という、ボズのお客様、お手伝い様に、
久田がわずかばかりのお礼をするという日だったのですが、
今回は“おらぁっ!”のO秋さんもゲスト参加でした。
相変わらずの“おらぁっ”ぶりでしたが、
お酒を飲まなくてもあのテンションをキープできるのはすごいことです。
普段久田に憎まれ口ばかりきいているS石オヤヂが、
なぜかO秋さんに対しては敬語になるあたりもほほえましいですね。
本能的に危険な人を察知しているのかしら…
などと、いつもO秋さんをネタにしておりますが…
実際はとても温厚で、優しく、かつ、理知的で論理的な人物です。
運良くO秋さんに会うことができたら、
車のこと、チューニングのこと、
ドラッグのことなどを聞いてみるといいでしょう。
あまりの知識量の豊富さに驚くはずです。
でも、野蛮なんだけどね…

今日は、CN9AのECUをCP9Aのものに交換してセッティング…
という少しややこしい作業でした。
CP用に交換することによって、
自由にデータを書き換えることができるようになるので便利なのですが…
CNにECUを装着したままでは書き込みができません。
いちいちCPに取り付けて、書き込み、
CNに取り付けて実走の繰り返しです。
もう、CNのユーザーさんがそれほど多いわけではないのでそれでも良いのですが、
U原さんが今度はインジェクター交換だとおっしゃるので…
書き込み機を作ることに決めました。
さぁ、作ったら使うぞお…
全CNユーザーのECUを全部CP用に交換してやる気でいきます。
とりあえずは“タイヤ王” Y口さんのCNだな…

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◎引き続き異音のお話
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さて、前回に引き続き異音の話です。

前回は、サス系の話をしたのですが…
今回はそれに近い部分で、とてつもなく危険な音の話から行きます。

まず、アクセルをオン・オフしたときに、
タイヤ付近からカチャカチャいう系の音なのですが、
これはホイルナットが緩んでいる可能性もあります。
そのまま走行しますと、タイヤが取れます。
当然めちゃくちゃ危ないです。
タイヤが取れた車は、サス周りに大ダメージを負って壊れるでしょうが、
そんなことはどうでも良いのです。
その車両がコントロールを失ってどこかにぶつかる。
誰かにぶつかる…
外れたタイヤが高速で回転しながら吹っ飛んでくる凶器となって誰かにぶつかる…
ずっと以前に某メーカーのトラックでこんな話がありましたね…
絶対にあってはならないことです。
アクセルのオン・オフでカチャカチャいい出したら、
すぐに車を止めてホイルナットを点検してください。

え? シャレオツなホイルナットにしたら、
純正の工具が合わないサイズでホイルナットが締め付けられない??
…そういうあなたは今すぐ十字レンチを買いに行くか、
もしくは、もう車に乗らないでください。

ホイルナットの締め付けですが、
正しくはトルクレンチを使うことになります。
適正なトルクで締め付けないと当然だめです。
しかし、緊急の場合などは、
“まともなメーカーのクロスレンチ”を、
大人の男性が両手で持って、
“むっ”と言う感じで締めれば大丈夫です。
決して、“うおりゃあああ!”とか締めないでください。
足で締めるとか論外。
ボルトナットは使う工具の長さで締め付け時のトルクが決まります。
きちんとしたメーカーのクロスレンチならば、
まともに使えばまともなトルクになるのです。
もちろん、必ず後でボズに来てくださいね。
すぐに締め付けの点検を行います。
もちろん無料です。

次に、走行中にブレーキを踏むと、カチャカチャ言う場合…
これも危険です。
キャリパーの取り付けボルトが緩んでいたり、
パッドの固定ピンが外れてパッドが動いている場合があります。
これは現場でアマチュアの方がどうこうできるとは思えませんので…
その場でレッカー車を呼んでウチに持ち込んでくださいね。
エボのブレンボはパッドの固定ピンの固定ピン(あはは)がなく、
ピンが抜け落ちた状態を2回ほど見たことがあります。
パッドの固定ピンがないわけですから、
当然ブレーキパッドはずれます。
まともにブレーキが掛かるわけがないですね。
なぜスバル方式にしないのかと悩む部分ですね。
ちなみに、ボズではこのピンはいつも新品を在庫しております。
パッド交換の際にピンを固定する樹脂の部分の劣化が見られた場合には、
新品交換をお勧めしております。

エンジンのヘッド部分から、
カチャカチャと軽めの金属音が聞こえることがあります。
「タペットが広いんじゃない?」
とか、軽く言い切ってしまう方も多いのですが…
確かに、バルブクリアランスが広めだとカチャカチャ音がするのですが…
そもそも、タペットってなんなんだよっ!
まぁ、詳しく知りたい方は、グーグルで検索するか、ボズに来てください。
話がそれましたね。
バルブクリアランスが広い場合にも出るこの音…
実はプラグが緩んでいるときにもとても似た音がするのです。
先日、不調で初来店していただいたGC8のユーザー様の車両を点検しているときに…
プラグを外そうとレンチを当てると…
あれ? なんと手で回ります!
プラグが緩んでいたのですね。
外したプラグをよくよく見てみると…はい、わかりました。
緩んだのではありません。これ、締めてません。
スパークプラグのネジ山部の根元にはガスケットが入っているのですが、
このガスケットはプラグを適正に締め込んでいくと潰れます。
ところがこのGCのスパークプラグのガスケットは
潰れた形跡がまるでないのです。
完全に締め忘れですね。
このプラグは“教材”として、
ボズのテーブルの上に転がしてあります。
見たい方は是非どうぞ。

ということで、ヘッド付近からカチャカチャ音がする場合は、
タペット音だからまだ放っておいて良い…
ではなく、プラグの締め付けを確認してみてくださいね。
プラグの緩みがどんどん悪化して…
最後に数山しか噛んでいない状態で
プラグがエンジンの爆発圧力に耐えられず吹き飛んで
シリンダーヘッドをだめにしたエボユーザーの方もいらっしゃいます。
その方はご自分でプラグ交換をした結果なので
納得してオーバーホールとなりましたが…
無駄な出費は避けたいものですね。

って、異音の話。
まだまだ続く気がします。
次号ももう一回行くかぁ!!
ってさぁ、○ブスピードのKさん。
そっちでこんな企画やってよっ!!
チューナー50人に聞いた意外な異音の正体!
とかさぁ…俺読みたいです。

よーし、来週は、CNセッティングの仕上げ、
GVBのキャタライザー交換、
“人柱”N間さんのLSDのオーバーホールと、車高調整の組み込み、
K島さんのホース類全交換…
うー、あとは日程の決まってない車高調整が2台ほどあったような…
全力でやらなきゃ終わらなそう…
でも、ありがたいことです。頑張ります!

それではまた次号でっ!!!

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