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2017-0303号 スタビライザーのお話

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「ボズレター2017-0303号 BOZZ LETTER Ver.2017-0303
ボズレター2017-0303
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2017年03月03日号
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皆さん、こんばんは!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
┃◎スタビライザーのお話
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今回、少し早く
メルマガ発行させていただきます。

先日、新しい工具(?)を導入いたしました。
いろいろと痒いところに手が届く
良いものを持ってきてくれるA社のS藤さんが
ニヤニヤして久田に見せたものでね…
「最近アメリカで流行りなんですよ」
とか言うもので、
デモ機をちょっと触らせてもらったのですが…
その瞬間に「買った!」とか言って、
お金もないのに買っちゃいました。

どんなものなのかここで言うと
真似されそうなので言いませんが…
パーツの掃除がめっちゃ楽になりました。
そのうえ、手でやったんじゃここまでは無理だろ!
というくらいにキレイになります。
どのくらいキレイかというと…

このくらい!

https://www.bozz.co.jp/photos/4038/

あ! ごめんなさい、
これはO野くんがレースに勝って
上機嫌の久田の汚い顔でした。

本当はこっち!

https://www.bozz.co.jp/photos/4040/

かなりキレイになってるでしょ?
特に手で掃除したのではブラシが入らないあたりが
とてもキレイになっていますね。
そのほか、サスアームなどのアルミパーツも
とてもキレイになりました。
さらに、今度はブレーキダストが
どうしても落ちないK島さんのホイールにも
施工してみるつもりです。
つや消しになっちゃいそうですが、
黒ぐろとしてるよりいいよね。

K島さんといえば…
今日、彼の強烈なブレーキが届きました。
なんと8POD!
思いのほかキャリパーが軽くてびっくりです。
うーん、どんなブレーキフィーリングになるのでしょうか。
オーナーさんより、久田のほうが気になっていたりして…
これも動き出したらすぐに報告しますね。

昨夜は金属加工のプロである某氏と
深夜までミーティングでした。
表面加工による抵抗の低減と、
ピストンとシリンダーのボア変化、
耐久力の変化に関して熱く語っていたところ…
はっと気がついたら日付が変わっていました。
やはり、その道のプロから学ぶものは多いです。
クロスハッチに関しての話題は
帰り道のクルマの中まで続きました…
どんだけ知識と経験豊富なんだよ、この人は…

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◎スタビライザーのお話
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さて! 近況報告はこんな感じで…

今回はスタビライザーに関して
簡単に説明させていただきます。

スタビライザーは簡単に言ってしまうと
ボディロールを低減させるためのものです。
サスペンションを硬くすればボディロールは減りますが、
同時に乗り心地が悪くなります。
そこでスタビライザーを強くすれば、
乗り心地を悪化させずにボディロールが減るわけです!

って、さぁ…よく、こんな事書いてあるじゃない??

そんな簡単なもんじゃないんですよ!!!

ボディロールは減ったほうがスポーティでよい。
だからスタビ強くする。
乗り心地も悪化せずにめっちゃラッキー!
なんて考え方はいますぐ捨ててくださいね。
スタビを数多く制作している
クスコさんのカタログを見てみるとわかりますが…
強化スタビだけじゃなく、弱化スタビも売っているのです。
このことから、
スタビは強くすりゃ良いというものではない
ということを察してくださいな。

とーーい、昔。
久田がラリーに出ていた頃。
サスペンションのセッティングの一環として、
スタビを取り外す!
という恐ろしいことまでやりました。
久田の運転のお師匠様であるK氏など、
サンダーでスタビを削って細くするという
荒業まで笑いながらやっていたのです。
ガレ場と呼ばれる、
デッカイ石がゴロゴロしているような路面での
走破性を向上させるためには
ある程度バネレートを上げていく必要があるのですが、
あまりバネを硬くしすぎると、
スタビの効果が邪魔になってしまうこともあるのです。
(あくまでもそんなこともある…ということです。
必ずしも同じセオリーが通じるわけではありません)

サスペンションのセッティングは、
硬い、柔らかい…だけではもちろん無く、
ボディロールが大きい、小さいで
語れることでもありません。
いかに乗りやすく、タイムが出る脚かどうかが
一番大事なことなのです。
そのためにはあえて柔らかくすることもありえるのです。

さらに遠い昔、
久田が免許を持っていない時代のF1では、
急に雨が降ってきた場合など、
スタビライザーを外して
応急的にセッティングするという話も
聞いたことがあります。

さて、んじゃあ、どうすりゃいいんだ?
と詰め寄られそうですが…
まず、現在のサスで詰められるだけ詰めてください。
もう、硬くしようが柔らかくしようが、
これ以上は良くならない…
となった段階でスタビをいじるというパターンが
良いと思います。
先日、S川さんのエボ10のスタビを
交換させていただきましたが…
彼の場合、
サスペンションのセッティングがある程度煮詰まっており、
さらに、特定のコースでの問題点が
明確になっていたから交換をする、
さらにはフロントは調整式にして
現場でもアジャストできるようにするという
きちんとした考えがあってのことなのですね。

ちなみにボズBRZもスタビは交換してあります。
これまた、
サスだけで追いきれない問題点を
低減させるためのチューニングなのです。
どんな問題だったのか、
硬くすればどうなるのか、
柔らかくすればどうなるのかは、
店で久田に聞いてください。
時間のある時ならいくらでもご説明差し上げます。

これはスタビだけに限らず、
すべての部分に言えることですが、
アフターマーケットのパーツを装着すれば
速くなるわけではないのです。
問題点の洗い出し、対策、必要な部品の選択、
正しい取り付けと、その後のテスト。
この流れを忘れないで下さいね。

決して悪口ではありませんが…
ノーマルECUにEVCを取り付けて、
燃料カットが入るからブーストを下げてセッティングした…
というプライベーターさんが先日来店しました。
彼にもはっきり言いましたが、
それ、ノーマルよりもほぼ100%遅くなってます。
自分で色々いじるのはたしかに楽しいことですが…
その場合はきちんとした情報をまず入手しましょう。
問題は、その情報をどこから手に入れるか…なのですけどね。

さて、今回はこのくらいで。
もうひと仕事がんばってきますね!

それではまた次号で!!

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