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2016-1016号 AYCとACDのお話

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「ボズレター2016-1016号 BOZZ LETTER Ver.2016-1016
ボズレター2016-1016
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2016年10月16日号
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皆さん、こんにちは!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
┃◎AYCとACDのお話
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今日でイベントラッシュも終了です。
(って、これ書いているのは15日の土曜日ですが…)
手塩にかけたデモカーを
多くの方に見ていただくのは
本当にありがたいことです。

群馬のイベントでも
うちをご存知のお客様に声をかけていただいたり…
また、日頃からお世話になっている、
ヌカベの西田社長、加藤さんも
イベント会場にいらしていただけました。
いつもにこやかで優しい西田社長ですが…
久田、じつはお話するときは結構緊張してます。
大きな会社の社長ですからねえ…
失礼があっちゃならんと思うわけです。
なんであんな立派な会社が
うちなどと付き合ってくれるのだろう…

社長といえば、さすが地元。
コクピット館林の塩田社長ともお会い出来ました。
「こんなところで何してんだぁ?」
と気さくに声をかけてくださいましたが…
はい、オイルの売り込みです。
リキモリユーザーを一人でも増やしたいと
高崎まで吹っ飛んでいったわけで…
けして栄寿亭のカツ丼が食べたかったとかではありません。
って、あのカツ丼はまた行かなくちゃね!
群馬近辺の方、ぜひとも検索していってみてください。
食いしん坊の久田の言うことです。
信用してね!!

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◎AYCとACDのお話
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さて、今回はリクエストにより
AYCとACDの話をさせていただきたいと思います。
インプレッサ乗りの方、ごめんなさい。
ただ、メカニズムの話をしだすと、
際限がなくなってしましますので、
具体的にドライバーとして、
どのように接していけばよいかを
簡単に解説させていただこうと思います。

まず…AYCに関してですが、
基本的に、久田は
このシステムがあまり好きではありません。
ボズスピードのデモカーは、
エボ4もエボ5もエボ6もエボ7もエボ9も、
ずっとAYCなしの機械デフの車両を
選んできていることからも
それがわかっていただけると思います。
(はぁはぁ…)

メカニズム的には素晴らしいとは思うのです。
初期のAYC搭載車であるレグナム(懐かしい!)を
しばらく愛車として使っていたときに、
感動した覚えもあります。
なにしろ、雪道で
前方を真横になって激しく攻めている
ラリー仕様のギャランVR4
(これも懐かしいですねえ)
に、フツーについていけるのです。
それもなんのテクニックも使わず、
ハンドルぐるぐるまわしているだけで…
機械の進歩とは恐ろしいものだと思いました。

ただ…この進歩が、
久田のへそを曲げさせることもあるのです。
AYC搭載車の場合、
そのメリットを最大限に発揮させようとすると、
自動車の運転ではない運転(?)を
しなければならないこともある…
という点がひっかかるのです。

例えば、コーナーでアンダーステアが出た場合、
一般的なセオリーとしては、
切りすぎたステアリングを少し戻して、
さらにスロットルを少し戻して、
フロントに荷重をかけ直して
フロントタイヤのグリップ回復を待つ…
というのがセオリーのはずです。
ところが、AYC搭載車の場合、
ステアリングをさらに切り込み、
さらにスロットルを開ける…
という行為が有効な場合があります。
こんなことをしたらさらにアンダーになっちゃうじゃん!
と、特にインプ乗りの方は言いそうですね。
はい、さらにアンダーになります。
ところが、この強くなったアンダーステアを車両が感じ取ると、
AYCがクルマを無理やり曲げてくれるのです。
イン側のタイヤよりもアウト側のタイヤに
トルクを多くかけることによって
旋回力を発生させるのですね。
古い人間である久田は
この行為がどうしても受け入れられないのです。

ただ、万が一のときの回避能力が高まる
というメリットはもちろんありますし、
車両がそのような運転を要求するなら
そのスキルを上げようと考えるのも
素晴らしい行為ではあると思います。
単に久田が古いだけなんですよ、はい。

もちろん、スロットルとステアリングを戻すという
セオリー通りの運転でもアンダーは低減できると思います。
また、エボⅩまでいくと、
制御が頭良すぎて
9までのような違和感を感じないことも事実です。
まぁ、結局は好みですね。

ドライビングの面ではなく、
チューニング屋として言わせていただくと…
このAYC、CT9Aくらいになると
かなり丈夫になっていますが、
CPくらいまではかなりトラブルが多いことも事実です。
そして完全に壊れると、修理がききませんので、
アッセンブリー交換で50万円ほどかかると記憶しております。
妙な音が出始めたり、
煙(!)が出始めたらほぼアウトです。
完全に壊れる前に
クスコさんから発売されている
AYC用のLSDをさっさと組み込むのが吉ですね。
もちろんAYCの恩恵は得られなくなってしまいますが、
LSDつき4WDのエキサイティングなフィーリングを
味わえると思います。

次にACDですが…
センターデフのロック率を
フリーから完全にロックするまでを自動的にコントロールし、
さらにサイドブレーキを引いたときには
センターデフをフリーにしてクルッと回りやすくする…
という恐ろしく頭の良いシステムです。
これまたメカニズム的なことは端折りますが…
皆さん、勘違いしてることが多いのです。
ターマック、グラベル、スノーとモードが選べるのですが…
なんとなーく、
ターマックが一番曲がるような気がしてませんか?
スノーはトラクションが掛かるけど、
アンダーステア…なんてイメージを持っていませんか?

実はこれ、実際に試してみるとわかるのですが、
サーキットで走っているときに、
アクセルオンでテールを振り出しやすいのは
実はスノーなのです。
ドキドキしちゃうような
ハイグリップのタイヤで試すと危ないので、
そこそこグリップのタイヤにエア圧パンパンに入れて、
グリップしないタイヤを作り上げて
試してみるといいかもしれません。
これはスノーが一番速い、
と言っているのではありませんよ?
ただ、スノーのモードは
アンダーステアが常に強いわけではない
ということが言いたいだけです。
色々と試して、自分の好みのハンドリングは
どのモードなのか探してみるといいかもしれませんね。

ということで、例によって駆け足ですが、
簡単に解説させていただきました。
ここから先は、店で久田に聞いてくださいな。

さてと…明日(16日)はアライメントが2台、
タイヤ組み込みバランス1台、
シート取り付け1台、
そして夜には成田の近くまで
BRZの引き上げに行ってきます。
本当に終わるんだろうか…
ともあれ、毎日頑張ってます。

あ!!
11月6日のアムクレイド走行会の申込受付開始です!!
詳しくは久田まで電話なりラインなり、
メールなどで聞いてくださいね!

それではまた次号で!!

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