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2015-0719号 ブーストアップの基礎知識part2

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「ボズレター2015-0719号 BOZZ LETTER Ver.2015-0719

発行日:2015.07.19.

ボズレター2015-0719

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2015年07月19日号
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皆さん、こんばんは!
現在18日の土曜日の
午後8時16分です。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃目次
┃◎ブーストアップの基礎知識part2
┃◎編集後記
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某Y田さんが、
どうしても午後出の日帰りで
NCロードスターに油温計をつけろ。
サンドイッチブロックは使うな。
オイルエレメントのブロックを一度取り外して、
そこにセンサーを打ち込め。
エレクトロタップは一切使うな。
メーターの配線は全部隠せ。
インパネ外して
メーター直下に穴あけ加工してそこを通せ…
というもので…泣きながらまだ作業してます。
これだけで、
いかにY田さんがひどい方か
よくわかって頂けると思います。
(かなり嘘)

冗談はさておき、
NCロードスターの場合、
通常のサンドイッチブロックは使えないのです。
スペースがなさすぎるのですね。
そこでサンドイッチブロックを使わずに、
ノーマルのオイルエレメントの取り付け部分に
センサーを打ち込んだほうが良いと判断して
作業を進めております。
これがランサーであれば、
その部分にセンサーを打ち込んでくれとばかりに
メクラがあるのですけどね。
まぁ、無いものを嘆いても仕方ないです。
ガンバレ国竹。

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◎ブーストアップの基礎知識part2
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さて!!
今回はブーストアップの基礎知識パート2ですね。
前回のお話、
まだ覚えていらっしゃいますか?
はい、ブーストを上げる方法について
簡単に説明しましたね。
ブーストコントローラーを使うことがベストと
久田は断言いたしました。
異論がある方はぜひとも久田を論破してください。
でも、目の前で堂々とどうぞ。

話を戻します。
このブーストアップ。
安価で出来る割には、
前回も言ったように
車種によっては非常に効果的です。
猛烈に速くなります。
エビス東で2秒も変わる
というデータも有ります。
よく、何馬力上がるのですか?
という質問を受けますが、
馬力はさほど上がりません…
といってもCT系のランサーを例に取れば
100馬力近く上げることも可能ですが…

それよりも圧倒的にトルクが向上します。
追い越し加速の向上には
眼を見張るものがあるのです。
それゆえ、最高速はさほど向上しませんが、
サーキットのラップタイムや、
街中での乗りやすさは
とても向上するのですね。

このブーストアップ…
夢の様なチューニングに
聞こえるかもしれませんが…
実はエンジンに対する負担も大きな
メニューのひとつなのです。

“なんだよ、速くなるって言うけど、
 壊れやすくなるんじゃ意味無いじゃん!”

と考える方もいそうですね。
はい、これも断言してしまいましょう。
あなたはこのメルマガを最近読み始めたか、
もしくは昔の内容をすっかり忘れていますね??

ブーストアップには、
とても相性の良いチューニングが他にあります。
それがマフラー交換やキャタライザー交換なのです。
マフラーやキャタライザーを
抵抗の少ないものに交換することは、
パワーも上がりますが、
エンジンの負担をとても減らすのです…
と、このメルマガに久田は何回も書いてきたはずです。

マフラーやキャタライザーを交換して、
エンジンの負担を減らしつつパワーを上げ、
そこにブーストアップを行って、
エンジンに負担を少しかけて、
さらにパワーが上がる。

この結果、
エンジンの負担はノーマルと同じくらいで、
爆発的に速いエンジンが出来上がる、
というわけなのです。
ですから…

「俺はノーマルマフラーでやりたいんだ」
「大口径のマフラーは入れたいけど、
 サイレンサーは入れっぱにしたいんだ」
「マフラーは細いほうがトルクが上がるんだ」

などというおたんこなすな事をいう方は
ブーストアップはオススメしません。
まぁ、事情があるなら話は別ですが…
何度も何度も言いますが、
マフラーは細いほうがトルクが上がるって、
誰が言い出したんでしょうね。
まぁ、エンジンセッティングをしたことがない、
もしくは出来ない人であることは
間違いないでしょう。

はい、ここまでで、
ブーストコントローラーと、
マフラーなどの排気系パーツの組み合わせで
効果倍増というところまでは
わかっていただけたと思います。

そして次に必要になるものは…
はい、エンジンコントロールをする方法です。

ノーマルECUのままでも
ブーストアップは出来ないわけではありませんが、
その効果は非常に小さなものになります。
何故ならば、
ノーマルのECUには、
“これ以上ブーストあげたらダメですよ、
 リミッター働かせちゃいますよ?”
というデータが書き込んであり、
いくら機械的にブースト圧をあげようとしても
それを止めてしまう機構が働いてしまうのです。
ブーストの立ち上がりで
急にエンジンが吹けなくなる現象がそれです。

このリミッターを
はずさなければならないのですね。
方法はいくつかあります。

まず、HKSのF-CON iSや、
トラストのe-manegeのような
サブコンを使う方法。
そしてV-ProやVi-PECなどの
フルコンを使う方法。
そしてノーマルのECUの
データを書き換える方法です。
これらの方法には
それぞれメリットデメリットがあります。
それを書き始めると
メルマガが2本くらい
書けそうな内容になってしまいますので、
またの機会に。

ここでは、
比較的ポピュラーな
ノーマルのECUの書き換えに絞って
話を進めていきたいと思います。
ノーマルのデータは、
先ほど言ったように
ブースト圧を高めようとすると
安全対策のため、燃料カットなどが入り、
それ以上加速できなくなります。
このリミッターを
データをいじって解除する…
という方もいますがそれは間違い。
解除するのではなくて、
リミッターの入るポイントを変更します。
また、エンジンチェックランプの
入るポイントも変更します。

これ、完全に解除することも出来るのですが、
それをしてしまうと、
ノーマルの安全弁が無くなってしまうのです。
ブーコンの故障や配管漏れ、外れなどで
ブースト圧が極度に上がってしまった時に
エンジンを壊しかねません。
やってはいけないチューニングのひとつですね。
普通にやっている方も多いですが…

さて、このノーマルECUのデータを
どのように弄っていくかですが…
基本的には点火タイミングと燃料の量、
そして車両によっては
バルブタイミングをパワー方向に振っていきます。
もちろんやりすぎれば
エンジンの寿命を著しく短くしてしまいます。
ボズスピードの場合は、
ブーストアップでも基本的には
A/F計を取り付けてセッティングを詰めていきます。
手持ちのデータをポンと入れて、
ハイ10万円です!
というチューニングはしてないのです。

さらにいうと、
セッティングは全て実走です。
シャシーダイナモでのチューニングは
安全性の点では素晴らしいですが、
フィーリングの点では…
過渡特性のセッティングができないのです。
クルマは全開で走るだけではありませんからね。

ということで、お客様の車を一台一台、
丁寧に仕上げていくのがボズ流です。
あなただけの専用のセッティングということですね。
皆さんもぜひとも味わってみませんか?

さて、ちょうどいい…
もとい、せっかくだから
説明した方がいいと思いますので、
次回はサブコンとフルコンの話を
することにしましょうか。

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◎編集後記
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恒例のリキモリオイル
10%オフのキーワードは、

“JK大好きY田さん”

にしろと、Mさんがいいましたので
それにします!

それではまた次号で!!

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