2015-0301号 某K林さん特集1(ホントはタービンのお話)/某K林さん特集2(ホントはLSDのお話)
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「ボズレター2015-0301号 BOZZ LETTER Ver.2015-0301
発行日:2015.03.01.
ボズレター2015-0301
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みなさん、こんにちは!
今日はちょっとだけ暖かい
ボズスピードから久田がお送りします。
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┃目次
┃◎某K林さん特集1(ホントはタービンのお話)
┃◎某K林さん特集2(ホントはLSDのお話)
┃◎編集後記
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実は、今日は2月28日。
メルマガの発行日は明日です。
おぉ!! なんて偉い!!
発行日前に原稿書くなんて…
って、本来発行日に書くほうが
間違いなんですけどね…
いつもごめんよN山。
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◎某K林さん特集1(ホントはタービンのお話)
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先日、某K林さんという方の
GC8のタービン交換を
させていただきました。
オイルパンの交換などで、
エキマニも外すし、
まぁ、ついでにタービンもやっちまうか!
って、なんて漢らしい判断。
ちっとエキゾースト側が
でかいかなぁ~~と、
不安になりつつも
タービンは東名製をチョイスしました。
インターセプトポイントは
上がってしまいそうですが、
回ればパワー出るぞぉ!
という仕様です。
といっても、
3種類あるうちの
一番小さいサイズを
選んだのですけどね。
そして、
外したノーマルタービンを
国竹がチェックしていると…
「あ~ダメだ、終わってますこれ~~」
との叫び声。
指でタービンの軸を持って回そうとすると、
重いこと重いこと…
たしかに終わってますね。
これじゃブーストの立ち上がり悪くて
当たり前です。
新品の東名製を指で回してみると、
かる~く回ります。
やっぱりこうじゃなくちゃね!!
サイズが大きくなって、
回りにくくなっても、
これだけ重さに違いがあれば…
今までと同じくらいに立ち上がるかもしれません。
てことは…
サーキットのラップは
パワーが増えた分だけ伸びるぞ!! と…
K林さんには言っておくことにしましょう。
さんざん言ってきたことでもありますが、
やはり、タービンは消耗品です。
金額が金額のパーツなだけに、
久田もなかなかお勧めしにくい
ものでもあるのですが…
10万キロ近く走行した車両では、
ほぼ間違いなくタービンは
へたりまくっていると思ってよいです。
純正の新品に交換するだけで、
“うわ! 俺のクルマはえええ!”
と思えるくらいに
パワーアップするでしょう。
また、今回の小林さんのように、
純正よりも安価で、
若干大きめの社外タービン
というものも存在します。
フルブーストをかけるには
ECUの書き換えなどが必要になりますが、
ノーマルECUで出来る範囲の
ブーストを掛けておいて、
予算がたまった段階でECU、
インジェクター、
燃料ポンプなどを交換して
思い切りブーストをかけていく
という手順も取れます。
どんなことも
気軽に相談してくださいね。
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◎某K林さん特集2(ホントはLSDのお話)
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さて、次のネタですが…
これは某K林さんという
GC乗りの方のお話ですが…
って、おんなじかい!!
というツッコミは…
してもいいです…
同じクルマだし…
今回はK林さん特集で
お送りしております。
“タービン交換のついでに
LSD開けたこと無いから
OHしておいてね、
どこのLSDかわからないので、
そこんとこもよろしく”
という、
まことにボズらしい
オーダーを頂きました。
こういう注文って燃えるなぁ。
キクチがさっさとリアデフを降ろし、
デフ玉を引っ張りだしました。
クスコ…じゃないですね。
形ですぐに分かります。
OS技研製でもないです。
てことは、
のこるはK社か、
A社か、
S社か…
あとどこだ…
えっとえっと…
などと久田が考える間に
キクチがさっさとバラします。
プレートの形状と、ツメの数、
ツメの向きで大体わかります。
念の為に写真を撮って…
はい、判明。
K社のものでした。
ところが、
ここで大問題が発覚。
LSDのケースに、
大々的に傷が入りまくってます。
LSDのプレートは、
爪と呼ばれる出っ張りが、
ケースの切欠きに収まるようになっていて、
ケースに対して前後には
スムーズに動かなければならないのです。
この動きが、
多板クラッチのような働きをして、
デフをロックさせるのですね。
ところが、
K林さんのデフケースは、
この切欠きの部分に
思い切り回転方向に傷が入っていたのです。
本来、回転してはいけない方向に
無理やり回転させて入る傷だと思ってください。
この傷が入ったLSDは
それほど珍しいものでもないのですが…
今回は、あまりに傷が深く、
再生不可と判断いたしました。
この傷が深いと、
プレートは傷に引っかかることにより、
前後にスムーズに動かなくなります。
その結果LSDのクラッチ効果がなくなり、
作動しなくなるのです。
「なんとなく車両を買った時
リアのLSD効いてなかったような
気がするですよね~」
とはK林さんの弁。
うん、これは効かないでしょうね…
珍しいまでに
深く傷が入ってしまった原因は…
これはLSDメーカーの責任と
考えていいと思います。
爪のサイズが小さすぎるのです。
もっと大きなサイズの爪と、
深い溝の組み合わせであれば、
力がかかった時に分散されますので
傷が入りにくいのです。
クスコの爪と比べてみると
サイズの違いは一目瞭然でした。
あくまでも久田の独断ですが、
おそらくLSDメーカーとしては、
爪のサイズを大きくし過ぎると、
プレートのサイズが制限されて、
効きと寿命が落ちる。
もしくは爪が小さいほうが
フリクションが小さくなって
デフの作動がスムーズになる…
という能書きがあるのだと思います。
しかし…他のメーカーのデフで
効きと寿命に不満はないし、
こんなに深く傷が入ったのは
見たことがないのです。
ということはやはり
設計ミスだと思うんですけどねえ…
LSD大好きの久田としては、
やはりオススメはOS技研かクスコ
ということになってしまいますね。
だって、
トラブルなんか殆ど無いんだもん。
さらに、
メーカーにケースの単品価格を効いてみたところ、
7万うんぜん円という返答が来ました。
あのぉ…それってさぁ、
もうだめだから新品買えってことだよね。
ケースとプレートで
LSD新品代金になっちゃうじゃない。
ということで、
新品を発注させていただきました。
はい、クスコのRSです。
このところ、
ボズはLSD祭り状態です。
K林さん(別人)のCT用フロントLSD。
E原さんのZC31SのLSD。
そしてこのGC…
LSD大好きな久田は嬉しくてたまりません…
きっちり組んで
アムクレイドで楽しんでもらいましょう。
はい、ということで、
LSDに関してですが、
定期的なメンテナンスは
やはり重要ということです。
イニシャル調整ならば
部品代はほとんどかかりません。
オーバーホールをしても、
新品購入より
ずっとずっと安く上がります。
他のショップさんで組んだものでも、
中古車を購入した時に入っていたものでも
何でもOKです。
お気軽に相談してくださいね!!
はい、ここで入電です。
なんと、K林さん。
昨晩LSDとタービンの慣らしで
300キロ位走ったらしいのですが…
なんとヤビツ峠に行ったらしいです。
それも常連仲間3人引き連れて…
たしかにステアリングを切りながら
走らないと慣らしにならないって言ったけどさ…
よりによってヤビツですか。
懐かしいなぁ…
雪のヤビツでAE86を
谷底に落としそうになったのも
懐かしい思い出です。
あぁ、生きててよかった…
皆さんも峠は飛ばしちゃダメですからね!!
ゆっくりとドライブ…
位にしておきましょう。
飛ばすならサーキット。
これ基本です!
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◎編集後記
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はい、ということで、
今回のK林さん特集は
いかがでしたでしょうか?
このネタいいなぁ…
次回はMさん特集でもしようかしら…
いや、だぶるK林のもうひとりも
熱い仕様だし…
うーん、
メルマガのネタが出来て嬉しいぞ!!
ということで
今回のリキモリオイル10%オフのキーワードは…
“デフの慣らしはヤビツ峠で!”にします!
これは推奨じゃないからねっ!!
ではまた次号で!
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