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2012-0802号 エンジンオイル以外の暑さ対策も抜かりなく!

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「ボズレター2012-0802号BOZZ LETTER Ver.2012-0802」

発行日:2012.08.02

ボズレター2012-0802号

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ランエボとインプレッサのチューニングとトラブル解決なら!
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2012年8月2日号
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毎日毎日暑いですね~!

ご存知のように、ボズの暑さはもうね、殺人的ですぞ。
今日の気温の34度が涼しく感じますからねえ。
先日は社内の温度計が40超えてて笑っちゃいましたとも。

皆さんも、厳しい暑さと戦っているのでしょうね。
水分と塩分しっかりとって、体調崩さないようにしてくださいね!

水分と塩分…そうだ…塩ダレの焼き鳥とビールとかいいな…って、まだ久田は仕事中だろっ!
終わった後のシャワーとビールを楽しみに、もう少し頑張ります!!

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┃目次
┃◎エンジンオイル以外の暑さ対策も抜かりなく!
┃◎編集後記
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さて、今週の謎の言葉
“×××は実は料理好き!”
これを今週のキーワードにしまーす!

答えは編集後記で!

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◎エンジンオイル以外の暑さ対策も抜かりなく!
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さて! 今回のネタは、クルマも暑さと戦っているという話をします。

エンジンオイルクーラーの重要性は色々なところで私が書いてますね。
ぶっちゃけ、国産車でサーキットを連続全開走行出来る車両はないんです。
連続で走りたければ。

エンジンオイルクーラーは必須。これは絶対に忘れないでくださいね。

今回話したいのは、エンジン以外のオイルクーラーに関してです。

オイル交換をきちんとされている人はもうわかりますね。
そう、ミッションオイル、デフオイルに関してです。

エンジンは、オイルが高温になりすぎると潤滑性能が低下してブローの原因となります。
同様に、ミッション、デフにとっても、オイルの温度が上がりすぎるのは厳しいことなのですね。

ただ、エンジンのようにすぐにブローするというわけではないので、気づかないだけなのです。

では、温度が上がり過ぎると、どうなってしまうのかを説明しましょう。

ミッション、デフに共通して存在するものは…はい、ギアですね。
この、ギアとギアの潤滑には、当然オイルが使われています。
このオイルの性能が低下すると、ギアの摩耗などのデメリットが発生するというわけです…

が!!

実を言うと、このギア。そうそう摩耗するもんじゃないんですね。
確かに油温が上がりすぎるのはきついのですが、一気に壊れるということはまずありません。
ならば、なぜ久田はこんな話を始めたのでしょう…

まずミッションからですが、ノーマルミッションには、シンクロ機構というものが存在します。
回転の異なる2つのギアを等速度にして、スムーズに噛み合わせるためのシステムですね。
このシンクロ機構。シンクロリングというパーツを使って作動させているのですが、
このパーツの作動には、どうしても高い潤滑性能が必要となるのです。

サーキットを何周かすると、ギアの入りが悪くなる車両にお乗りの方はいらっしゃいませんか?
これはまず間違いなく、シンクロのトラブル、あるいはミッションオイルの温度の上がりすぎといえるでしょう。
(他の理由もありますが、今回ははしょります)

シンクロが正常に働かない状態で無理にギアを入れ続けると…
久田が丈夫だといったギアも音を上げてしまうのです。
ギア、傷めると高いですよ…シンクロだけの交換ならばさほどでもないですけどね…

さらに、一部のハードな車両にお乗りの方たちのなかには、
フロントにLSDを入れられている方もいらっしゃいますね。
このLSD、油温が上がってくると、作動のタイミングがずれ、さらに効きも低下してくるんです。

よく、タイヤがたれてきてタイムが低下してきた…
なんて話も聞きますが、本当にタイヤですか?
LSDがたれてきた可能性はないですか?

デフに関しても全く同じです。

リアLSDを組んでいる方は、デフオイルの温度管理にも気を配りたいところですね。

そこで登場するのが、ミッションクーラー、デフクーラーというものなのですが…
こいつがなかなか厄介なのです。

エンジンオイルクーラーならば、装着はさほど難しくありません。
しかし…ミッション、デフとなると、まともに取り付けるためにはかなりの努力を要するのです。

まともに…といった理由を説明します。

ミッションもデフも、ドレンボルトがありますね。
オイルを抜くためのボルトです。
ここにアダプターをかまして、クーラーに導き、そして、オイルを注入するボルトから戻してやれば…
はい、ミッション、デフのクーラーが簡単につきます。
90%オイル漏れするというおまけと、ドレンの位置にあるアダプターを路面にヒットさせてオイルが抜けて、
ミッション、デフがブローするというおまけ付きですが…ダメだろこれはっ!!!

まともにつけるためには、ミッションケース、デフケースをバラして、
アダプターを溶接して取り付ける必要があるのですね。

ミッションを例に、簡単に手順を説明すると…

ミッション降ろし>ミッションばらし>ケースにアダプターのベース溶接>ミッション組み上げ>ミッション積み>クーラー取り付け…という、途方も無く、手順の多い作業なんです。

当然、工賃も高価になります。お客様の負担も大きいですよね…

そこで、久田から提案です。

ミッションオーバーホール、デフ組み込み、デフオーバーホール、クラッチオーバーホールなど、
ミッションやデフを下ろす作業をする時、ついでにアダプターのベースを溶接しておきませんか??

あくまでもついでですから、工賃の上昇は僅かなものです。

そして、よし、ミッションクーラーつけるか!!
と、考えがまとまった時には、とっても安価に装着ができるのですね。

そらそーだ、ホースつなぐだけだもん。
エンジンオイルクーラーの取り付けと同等の工賃で済むのです。
これは美味しいと思うのですけどねえ。

まぁ、結局クーラー装着しなかったら、アダプターの溶接工賃は無駄になりますが、
「俺はいつでもミッションクーラー付けられるんだぜっ!」
と考えるのも楽しいじゃないですか。

ミッションクーラーつけるまでは事故れるかぁ!
と考えて安全運転の励みになるかも…

さらに!! 最後に一つだけ、普段は言わない本音を言いましょう。

商売柄、派手な車はよく見ます。
ものすごいディフューザーついてるクルマとか、筑波に行くとゴロゴロしてますね。
でもね…すごいとは思うのだけど、見慣れてますからねえ…
“ふーん、ついてるんだなぁ”
てなもんです。

でも、後ろから見て、クーラーコアがついてると…
“おぉ!このクルマ、マジじゃん! デフクーラーついてやがる!”
てな感じでハァハァしちゃうわけです。
不謹慎ですが、ドレスアップ効果も、かなーーりでかいと思うのですけどね。

ということで、ミッションクーラーとデフクーラー。
大切だということがわかっていただけましたでしょうか?

これ以上突っ込んだ話は、店で久田に聞いてくださいね~

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◎編集後記~
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さて! 今回のキーワードですが、
付き合い長いのに今まで知らなかったことを…
とあるチューニングパーツメーカーのB社というところがあります。
ほれ、久田もマフラー使ってた、オイルクーラーの取り出しがめっちゃ出来のいい…あそこです。

そのB社のT所長、実はものすげえ料理好きだったんですよ、驚いちゃいましたねえ。

先日なんか、タービンの話もそこそこにシソの葉で作る常備菜のレシピ教わったりして…
ということで、

“T所長は実は料理好き!”

これをキーワードにします~♪

キーワードおっしゃっていただくとリキモリオイル10%オフです!

ではまた2週間後に~

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